伊藤健太郎(左)西島秀俊(中)斎藤工
伊藤健太郎(左)西島秀俊(中)斎藤工

 昨年秋に放送されたツッパリ青春ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で、トンガリ頭・伊藤真司を演じてブレイクした、伊藤健太郎が、朝の情報番組『ZIP!』(同局系)で、毎週金曜日の新コーナー『伊藤健太郎の ZIP!シネマ』を4月5日から担当。 伊藤が自ら選び抜いた1本の映画を紹介している。

 伊藤は1日1本映画を見るほど大の映画好きで、ハリウッドの大作から、ツウ好みの作品まで、幅広く楽しんでいるという。雑誌『ELLE JAPAN』(ハースト婦人画報社)が配信している動画『CRAZY CULTURE』では、『アルマゲドン』などの大作から、ドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のような単館系まで紹介。「いろんな映画を好きになって、それが今の僕の仕事につながったのかな」と、映画愛を語っていた。

 イケメン俳優には伊藤以外にも映画好きが多い。今年の春ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で、イケメンのゲイ・シロさんを演じて話題になっている、西島秀俊は、映画館をハシゴして1日に3本くらい観るほどの映画好き。06年12月放送の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演したとき、MCのタモリに年間何本観ているのか問われると、300本くらい観ていて、平均すると1日1本劇場で観ていると語っていた。

 西島は、子どもの頃は『スターウォーズ』のようなハリウッドの大作をシネコンへ一人で観に行き、自宅では父親が映画好きだったので、チャールズ・チャップリンやアルフレッド・ヒッチコックの名作を繰り返し観ていたという。また、大人になってからは、非ハリウッド系のアートハウス系映画を好むようになり、どんな映画でも楽しめるので、B級映画も好きらしい。

 昨年公開の映画『blank13』の監督も務めている、斎藤工も筋金入りの映画好きだ。映像関係の会社に勤めていた父親の影響で、子どものころから映画漬けだったそうで、強制的に観せられた『仁義なき戦い』シリーズが、今の自分を作っている最大のルーツだという。

 斎藤は、映画情報番組『シネマNAVI』(WOWOW)で、パーソナリティーとしてディープな映画知識を披露している。また、映画専門誌『映画秘宝』(洋泉社)では、“映画じかけのオレンチ”と題した映画コラムを連載。1月発売の3月号に掲載された、18年公開の映画ベスト・ワーストを決めるコーナーでは、作品名は伏せつつ「我慢ならない邦画のポスターがあった」と言及し、“○回泣けます”というキャッチコピーを酷評していた。

 イケメンなのに映画オタクすぎる俳優は、映画愛が強すぎて、まわりの女性たちからドン引きされることも。西島秀俊は2014年に一般女性と結婚した際、女性誌に「厳し過ぎる結婚の7条件」を報じられ、「映画鑑賞についてこない」と映画好きがゆえのデートルールを伝えられたこともある。映画に対しての彼らの強いこだわりが名作を生むのだろう。

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