山口達也
山口達也

「ここ最近、『イッテQ!』に続いて『鉄腕ダッシュ』も調子が悪いんです」と語るのは日本テレビで仕事をする放送作家。

 過去、日曜夜のバラエティ番組といえば日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』が大人気で、視聴率は独壇場、他局はほぼ諦めの境地だったという。

「ところが、昨年10月からレギュラー放送をスタートしたテレビ朝日系の教養バラエティ『ポツンと一軒家』が『イッテQ!』を猛追。最近では『ポツンと』が『イッテQ!』の視聴率を上回ることも珍しくなくなってきました。

 さらに、以前は視聴率15%を超えることが当たり前だった『鉄腕ダッシュ』の視聴率もここのところ低迷気味で、同時間帯の『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)に迫られています。『鉄腕ダッシュ』がここまで低迷している理由はなんといっても山口達也(47)の離脱でしょうね」(前出の放送作家)

 山口といえば一級小型船舶免許と潜水士の資格を有し、持ち前の器用さ、体力と行動力で『鉄腕ダッシュ』では、常に主力メンバーとして活躍をしていた。そんな山口が未成年女性へのわいせつ事件を起こしたため、昨年5月にTOKIOから脱退、ジャニーズ事務所からも契約解除され、番組を去った。

 山口が離脱した直後となる昨年6月24日放送では、TOKIO4人全員で「DASH島」を開拓する企画に挑戦したが、山口がいない穴が大きかったのか、作業が難航。番組のナレーションが「これ以上メンバーが減っては困る」と嘆いたほどだった。

「山口不在の穴を埋めるべく、今年1月20日の放送では人気企画『0円食堂』に元SMAPの木村拓哉(46)が助っ人として出演し、視聴率が18.6%に跳ね上がりました。さらに2月3日の放送では『出張DASH村』にV6の井ノ原快彦(42)が出演し、16.7%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。

 人気のゲストを入れることで山口の不在をなんとかカバーしようとしているようですが、企画のクオリティも以前に比べると低く、徐々に数字を落としていっています。日テレ内部でも“『鉄腕ダッシュ』の終わりも見えてきたかな……”という声も聞こえてきています」(前同)

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