天海祐希
天海祐希

 昭和の映画スター、石原裕次郎が1963年に設立し、今年で57年目を迎える「石原プロモーション」(以下、石原プロ)。現在は、渡哲也(77)、舘ひろし(69)、神田正輝(68)といった大物俳優や、2000年に行われた「21世紀の石原裕次郎を探せ!」でグランプリを受賞した徳重聡(40)らが所属し、“石原軍団”として活躍している。

 そんな日本の映画やドラマに大いに存在感を発揮してきた石原プロが、近々解散する方針で整理を進めていると4月16日発売の『女性自身』(光文社)が報じた。

「石原プロの解散報道とともに、世間を驚かせたのは酸素ボンベをつけた渡さんの姿。かつての活躍を知る人にとっては衝撃的でしたよね。石原プロにはまだ移籍先の決まっていない所属タレントや社員もおり、会社の資産整理も必要なことから公式発表は控えられているものの、年内いっぱい、もしくは来年には解散することになるともいわれています」(芸能プロ関係者)

 石原プロ幹部は解散を否定するコメントを出しているが、こうした報道に大きなショックを受けているのが、女優の天海祐希(51)だという。

 天海といえば、現代を代表するトップ女優のひとり。現在もドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)のシーズン3が放送中で、視聴率は毎回12~13%前後と好調だ。そんな彼女と石原軍団のかかわりとは?

「天海は、1995年12月に宝塚歌劇団を退団。退団後の所属先として、天海が男役出身だったことや、自身が裕次郎さんの大ファンだったため、石原軍団入りを希望したという話は業界ではよく知られた話です。天海本人もこのエピソードを認めていて、過去には当時(石原プロの)小林正彦専務に“石原プロに入れてくださいよ”とアプローチしたようです。小林専務から“うちは男しか取らないんだ”と拒否されたということですが、もしOKが出ていたら、本当に入っていたんじゃないですかね。

 また、天海の母親が裕次郎さんの大ファンということもあり、本名の『祐里』も裕次郎さん由来だとか。宝塚に入団した際にも母親から“(芸名は)石原裕にしたら”との提案もあったほどです」(前出の芸能プロ関係者)

 裕次郎さんの法要には毎回出席しているというほど軍団愛の強い天海。

「今年は裕次郎さんの三十三回忌となりますが、大々的に行われるのは今年が最後になるという話も出ているようです。いつかは……と覚悟していたとはいえ、ショックですよね。天海も今回の石原プロ解散報道にかなり動揺していると聞いていますよ」(前同)

 天海と渡、舘、神田ら、石原軍団との豪華共演をぜひ見てみたい気がするが……。

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