滝沢秀明
滝沢秀明

 昨年いっぱいで芸能界を引退し、ジャニーズ事務所関連会社の「株式会社ジャニーズアイランド」の代表取締役社長に就任した滝沢秀明(37)。

 現在は、ジャニーズJr.のマネジメント業やプロデューサー業に専念しており、テレビ局や広告代理店への売り込みも自身で行い、昨年までのアイドルだった姿からは想像もできないような、文字通りのどぶ板営業を展開しているとも伝わる。ジャニーズ事務所の副社長であるメリー喜多川氏がかつて、近藤真彦(54)を売り込むために地道な営業をしていた姿を彷彿とさせるという声も上がっている。

「そんな滝沢が目指しているのは徹底した社内改革です。長らく業界で大きな影響力を誇ってきたジャニーズ事務所ですが、2016年のSMAPの解散や、来年いっぱいでのの活動休止を控え、次世代のスターを生み出すために苦悩しているのも事実。若手は次々と育っているものの、SMAPや嵐レベルの国民的アイドルの域には達していない。ジャニーズアイランドの主な業務はジャニーズJr.のプロデュースやイベントの企画立案、新人発掘ですが、ここから次世代を担うアイドルを育てることに滝沢は注力しているようです」(女性誌記者)

 そんな、社長業に邁進する滝沢を支持しているのが中居正広(46)、一方で反発しているのが木村拓哉(46)だというのだ。

 芸能プロ関係者は話す。

「中居は滝沢が芸能界引退を決意した直後に連絡をとり、応援メッセージを送ったようです。だけど、そこには“ウラ”がある。最近も『新しい地図』の3人についてテレビ番組で言及することがある中居は、将来的にはやはり“ジャニーズ事務所退所”を考えているようです。そこで、彼はジャニー喜多川社長が一線を退いたあと、円満に退社するために滝沢とは良好な関係を築いておきたいという思惑があるようです。滝沢は、ジャニーさん“引退後”は事務所の幹部になることは間違いありませんからね。

 一方で、木村は将来的に自身がジャニーズ事務所の幹部になると思っていた。だが、急転直下、後輩の滝沢の幹部抜擢ということで、滝沢にも、それを支持する中居にも不満を持っているそう。現在は、担当マネージャーを使って、滝沢の動向を探っているという話もあるほどです」

 SMAP解散騒動の際には、木村とそれ以外の4人の意見が割れ、解散に至ったとされている。

「今年1月発売の『週刊文春』(文藝春秋)でも、中居の“イジメ”により木村が『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の収録に行きたがらなかったとありましたが、両者の不仲はかつてからよく語られていた。中居と木村は、同じくジャニーズ事務所に残ったにもかかわらず、SMAP解散以降はまったく共演がなく、もはや不仲説は決定的で、そして、滝沢に対する姿勢でも中居と木村とではまったく異なるようですね」(前出の芸能プロ関係者)

 滝沢による抜本的ジャニーズ改革は、ジャニーズに残留した元SMAP2人の対立も招いているのかもしれない。

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