今年3月、エースコックが1988年から30年続く「スーパーカップ 大盛りいか焼きそば」の販売終了を発表した。このニュースに衝撃を受けた「大盛りいか焼きそば」ファンは、近所のスーパーやコンビニで見つけた「大盛りいか焼きそば」を爆買いしたようだ。
90年代には「大盛りいか焼きそば」のテレビCMに、当時SMAPだった中居正広、稲垣吾郎、森且行が起用されたことも話題になった。「大盛りいか焼きそば」は、今年3月末で生産を打ち切り、平成の終わりとともに長い歴史に幕を閉じた。
「大盛りいか焼きそば」に限らず、カップ焼きそばのファンは多い。インスタント麺の中でも人気のジャンルで、みんな自分のお気に入りの商品があるのではないだろうか。
そこで今回は、10~50代の男女200人に、「一番好きなカップ焼きそば」について聞いてみた。ここではトップ3を紹介しよう。
第3位は、明星食品の「一平ちゃん 夜店の焼きそば」。
95年2月から発売されている「一平ちゃん 夜店の焼きそば」は“平成の時代で一番になる”との願いを込めて「一平ちゃん」と名づけられたという。最大の特徴は、発売当時では珍しかった「からしマヨネーズ」。これにより、カップ焼きそば界に新風を巻き起こした存在と言えるだろう。平成時代の人気者として駆け抜け、令和時代も変わらぬ人気をキープしそうだ。
第2位は、まるか食品の「ペヤング ソース焼きそば」がランクイン。
発売されたのは75年。若いカップルに、2人で1つのものを仲良く食べてほしいという願いから「ペア」と「ヤング」で「ペヤング」というネーミングになったという。今年のゴールデンウィーク、5月5日にはまるか食品がある群馬で、通常の“1500倍”の量の「超∞超大盛GIGAMAX365」を作成。579人が試食し、「インスタントヌードルの最大の試食会」としてギネス世界記録に認定されたことがニュースになっていた。ちなみに麺は160キロで、480リットルのお湯が使用されたそうだ。
「ぺヤング」は、発売当時からしばらくは東日本地域を中心に販売されてきたが、2008年大阪府に「まるか商事大阪営業所」を開設して以降、西日本でも扱われるように。知名度は全国規模に広がったが、今回のアンケートでは主に関東圏の人たちから選ばれていた。