ロックフェス『ONE NIGHT SHOW 2019』を7月6日に開催すると発表した歌手の矢沢永吉(69)。「武道館の史上最多公演回数記録を打ち立てるなど、単独ライブは数多く開催してきた矢沢ですが、他のアーティストを招いてフェスを開催するのは初めての試みです」(情報誌記者)
同イベントの主催を務める日本テレビの広報担当者は、経緯をこう語る。「“やりましょう”と言い出したのは当社からです。ちょうど今年は矢沢さんにとっても、70歳になる特別な年ですから、“記念のイベントをやりませんか?”と話を持ち掛けたところ、“フェスをやってみたいですね”とおっしゃったことで、このような形になりました」
あえて未経験の状況に飛び込む矢沢。「ファンの間では、早くも期待の声が高まっています」と言うのは、『1億2000万人の矢沢永吉論』の著者でもある浅野暁氏。「常にトライし続ける方ですが、“70歳目前で初挑戦”というのが、まずスゴイ。日本のロック界の頂点ですから、永ちゃんの呼びかけとなれば、普通のフェスとは熱気が違うでしょう。昨年は5公演のみだったので、 “年齢とともにライブ活動を縮小するのでは”なんて心配するファンもいたんです。今回のフェス発表は、そんな周りの声を蹴飛ばすような朗報ですね」
現在、氣志團、奥田民生、東京スカパラダイスオーケストラなどの参加が発表されているが、「氣志團さんは過去にコラボしたことはあるんですが、今回は“男臭いフェスにしたい”という思いがあって、改めて関係アーティストにご連絡して、出演をお願いしたということです」(前出の日テレ広報担当者)
9月には70歳となる矢沢だが、生涯現役で衰えはまったく感じられない。「早朝、起きてすぐ走ったり、筋トレしたり。やはりストイックに体を鍛えているようですね。ただ、それはツアー日程が決まってからで、準備期間は実質3~4か月なんだそう。それ以外はお酒を飲んだり、結構ズボラだとMCで語っているのを聞いたことがあります。ライブが決まると体が勝手に引き締まってくるんだとか。それもカッコイイですよね」(前出の浅野氏)
秋からは『ROCK MUST GO ON』と題した全13本のライブツアーを行う矢沢。70代を迎えても、ロックショウは終わらない!