田口「勾留延長」小嶺「勾留延長認めず」地裁判断を弁護士が解説!の画像
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 元KAT-TUNメンバーの田口淳之介容疑者(33)と、内縁関係にある女優の小嶺麗奈容疑者(38)が、大麻取締法違反(所持)容疑で、5月22日に現行犯逮捕された。

 田口と小嶺を逮捕した関東信越厚生局麻薬取締部は、同居していた世田谷区内の自宅を数時間にわたって家宅捜索し、2人が大麻を所持していたと判断。部屋からは「グラインダー」と呼ばれる、大麻を砕く器具や、吸引に用いる巻き紙なども押収したという。

 2人は取り調べには素直に応じており、小嶺については「彼(田口)とはもう別れる……」とも供述しているという。

 2人の勾留期限が6月2日に迫る中、東京地検は田口と小嶺に対して、勾留の延長を要求。それに対して東京地裁は5月31日、田口については3日間の勾留延長を認める決定をした一方で、小嶺については勾留の延長を認めない決定をした。

 なぜ、田口の勾留は延長されたのに、小嶺については延長を認めないことになったのだろうか。各メディアでは「小嶺が田口を大麻の道へ引き込んだ」との見方をもとに報じている。そうした事実は、勾留延長には関係しないのだろうか。今回の東京地裁の決定について、弁護士法人・響の西川研一代表弁護士に見解を聞いた。

「今回の東京地裁の決定では、どちらが主犯格かということは判断できません。

 小嶺については、大麻の使用や所持について供述と証拠、客観的事実などが一致しており、起訴をするのか不起訴になるのか現段階では分かりませんが、検討する材料がすべてそろったということでしょう。田口については、推測の域を出ませんが、供述と証拠、客観的事実に一致しない部分があるのかもしれません。また、証拠隠滅をする可能性もあると思われたのかも。ただ、通常の10日間の勾留延長ではなく、たった3日間の延長ですから、それらの材料を照合するための補完的な期間とも考えられます。

 ただ、小嶺の勾留延長が認められなかったのは、裁判所が法律に従って厳格に判断したということがうかがえます。小嶺は十分に反省をしていて、証拠の隠滅や逃亡の恐れがないと判断されたということではないでしょうか」

 田口を大麻の道へ引き込んだと報じられている小嶺だが、伝ってくる「彼(田口)とはもう別れる……」という供述の通り、深い反省の意思を示しているのだろうか。今後の裁判で彼女が何を語るのかにも注目だ。

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