“タッキー”社長総スカンでも「ゴリ押しするJrの名前」

　最近、テレビでジャニーズタレントを見かける機会が以前にも増して多くなっているように感じないだろうか？

　芸能プロ関係者は言う。

「ＳｉｘＴＯＮＥＳやＳｎｏｗＭａｎをはじめとする、ジャニーズＪｒ.のテレビ出演が急増しています。特にＳｉｘＴＯＮＥＳのジェシー（２２）は、ここのところテレビによく出ていますね。この、Ｊｒ.の大躍進の裏には、実はジャニーズアイランド社長の滝沢秀明（３７）の頑張りがあるんですよ」

　昨年末に芸能界を引退し、ジャニーズアイランドの社長としてＪｒ.のプロデュース業に専念している滝沢。社長就任時、「名刺を作るのは初めて」と語った滝沢だが、今ではすっかり社長業が板についてきているという。

「滝沢はテレビ局やスポンサーに積極的に出向いて、ジャニーズＪｒ.のプロフィールが載った『ジャニーズＪｒ.名鑑』を見せながらＪｒ.を売り込んでいるんです。元トップアイドルとは思えないくらい腰が低いし、土下座する勢いで営業活動をしているようですよ」（前出の芸能プロ局関係者）

　８月８日には１９年振りにジャニーズＪｒ.の単独コンサートが滝沢プロデュースで開催されることも決まっている。しかも、会場はいきなり東京ドームというから驚きだ。

「滝沢は、９０年代後半のジャニーズＪｒ.黄金期に、一番人気のＪｒ.として、その人気をけん引してきました。その頃はＪｒ.の冠番組もありましたし、Ｊｒ.が単独で音楽番組に出演することも珍しくなかった。しかし、そんな時代は滝沢のときだけ。以来、Ｊｒ.に世間が注目することはなかったんです。滝沢は自分の見た景色を後輩にも見せようと、現在、営業活動や新企画に一生懸命になっている。その結果、Ｊｒ.専門のオフィシャルショップのオープンや、Ｊｒ.勢揃いの映画の製作など、彼らには嬉しい“ジャニーズ革命”が起きているんです」（前同）

　滝沢の必死の努力が実り、Ｊｒ.の露出が増えている一方で、ここにきて「滝沢の営業活動が露骨すぎる」という声も出ているという。

「ＳｉｘＴＯＮＥＳのジェシーについては、かなり力を入れて売り込んでいますが、押しが強すぎて、さすがに勘弁してほしいという声が上がっています（笑）。『有吉ゼミ』（日本テレビ系）で、滝沢はヒロミ（５４）の弟子として『八王子リフォーム』のコーナーに出演していました。その後釜としてジェシーを推薦したのですが、ジェシーは大先輩のヒロミに対して終始軽い口調で、昔から滝沢はじめ、ジャニーズとは親交の深いヒロミもさすがにイラついているように見える場面もありました 。それでも滝沢は“（ジェシーは）売れます”と引き下がらず、画面に映ることはなかったものの最後まで現場を見守っていました」（制作会社関係者）

　視聴者からは新弟子となったジェシーに対して「番組にハマっていない」との声も届いているという。

「それでも滝沢のゴリ押しは収まらず、最近はジェシーをドラマに出そうとして断られたと聞いています。Ｊｒ.の中では人気がありますが、多くの視聴者にとっては“誰これ？”状態ですからね。昨年デビューしたＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ（キンプリ）がドラマやバラエティ番組でも活躍していますから、わざわざＪｒ.を使う理由はそれほどありませんしね。滝沢お気に入りの『ＳｎｏｗＭａｎ』もゴリ押しのおかげでメディア露出が少しずつ増えていますが、この辺りが限界ではないでしょうか。

　ここ最近、テレビ局関係者からも滝沢の売り込みがすごすぎて総スカン状態だといいます。社長業１年目で、結果を出そうと必死なのは分かるんですが……それが焦りにもつながっているのかも。まあでも、営業マンは嫌われるのも仕事とも言われますから、とても頑張っているといえますけどね」（広告代理店関係者）

　売り込みに奮闘する滝沢社長の猛プッシュで、ジェシーは新たなＪｒ.のスターになることができるのだろうか？