小川彩佳
小川彩佳

 今年の3月でテレビ朝日を退社し、鳴り物入りでTBSの看板報道番組である『news23』のメインキャスターに就任した小川彩佳アナ(34)。6月3日の初回放送の視聴率は4.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、これまでと変わらない数字に留まり、テレビ朝日退社からわずか2か月での、ライバル局の看板ニュース番組MCに就任ということで話題を集めていたが、残念な結果となった。業界関係者からは早くも「期待外れ」との声も出ているという。

新海誠監督のアニメーションとサカナクションの音楽でオープニング映像を作成するなど、TBS報道局はかなりの製作費を投じてリニューアルに踏み切ったようです。それに加えて小川アナには週200万円の高額ギャラを支払っていると聞こえてきています。しかし、視聴率は前週までの雨宮塔子アナ(48)時代と変わらずで、番組の初回というご祝儀的な視聴率もなし。

 古巣のテレビ朝日は、通常は土曜日に放送している人気番組『激レアさんを連れてきた。』の特番を同時間帯にぶつけるという、明らかに“小川つぶし”の編成で、こちらは5.6%。小川アナは古巣に勝つことができませんでしたね」(制作会社関係者)

 小川アナについては、非難の声も飛んでいる。

「これまで『NEWS23』でメインキャスターを務めていた雨宮アナをフランスに帰し、自身もキャスターとして出演していた『報道ステーション』のライバル番組への出演を決めるなど、小川アナの行動は業界では掟破りと言っても過言ではありません。小川アナへの風当たりは、今後ますます強くなるでしょうね。

 ただテレ朝からTBSの禁断移籍よりもまずいのではと言われているのは、『news23』の裏番組の『news zero』(日本テレビ系)に、以前の交際相手の櫻井翔(37)が出演していることです。嵐ファンやジャニーズ事務所に気を遣うテレビ局は小川アナを使いにくくなるでしょうね」(前出の制作会社関係者)

 番組放送開始前の期待とは裏腹に、早くも降板危機がささやかれる小川アナ。

「小川アナは想像以上に厳しい状態です。“トリプルA包囲網”で四面楚歌状態だからです」

 そう話すのは、放送作家。はたして“トリプルA包囲網”とはなんのことだろうか?

「1つ目の“A”は“雨宮ファン”です。雨宮アナは落ち着いたしゃべり口に加えて、48歳とは思えないスタイルと美貌の持ち主の美魔女。彼女目当てで『NEWS23』を見ていた男性視聴者は少なくありませんでした。

 2つ目の“A”は、“朝日の報ステファン”。番組には久米宏(74)が『ニュースステーション』でメインキャスターを務めていたころからの熱心な『報ステ』ファンも数多くいます。2018年9月まで約7年半も『報ステ』のキャスターを務めていた小川アナがライバル番組に移籍したということで、熱心なファンは“『報ステ』を裏切った小川アナの番組は絶対見ない”と決めているとか。

 最後に、3つ目の“A”は、“嵐ファン”。『news zero』にはかつての交際相手である嵐の櫻井が出演中。これまで『NEWS23』だった番組名を小文字の『news23』にしたのは、『news zero』への対抗意識では、ともささやかれています。嵐には熱心なファンがついています。多くの嵐ファン、櫻井ファンは小川アナを憎々しい目で見ているでしょうから、彼女が出ている番組にチャンネルを合わせることはまずありえません」

 一方でそんな小川アナとリニューアルした『news23』を評価している報道関係者も。

「小川アナの声は、低いのにしっかりと通る報道向きの声で、貴重なアナウンサーですよ。番組も落ち着いていて正統派の報道番組という作りになっています。今は視聴率が低迷していますが、アナウンス力や進行には定評があり、ジャーナリズム精神も強い小川アナですから、少しずつ数字を上げていく可能性はあると思います」

 異例のライバル番組への就任や、元彼問題など敵が多い小川アナだが、番組はまだ始まったばかり。今後の視聴率アップに期待したい。

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