マギー審司(左)と麻美ゆま
マギー審司(左)と麻美ゆま

 突然、大きな耳が飛び出してきて、「でっかくなっちゃった!」でおなじみのマギー審司さんに会いに行きました! お笑いタレントで、手品師としても人気のマギー審司さんですが、一流アスリートたちが競演する超アクロバティックな筋肉ミュージカル『サムライ ロック オーケストラ』による『マッスルファンタジー オズの魔法使い』に出演されていたんです。もしや、筋肉まで“でっかくなっちゃった”? さっそく、いろいろとお話を聞いてきました!

マギー「(本誌を手に取り)袋とじ、開いていないんですか?」

ゆま「あ、すみません。気が利かなくて。よかったら開封しちゃってください」

マギー「うーん。見たいけど、そしたら、“でっかくなっちゃった”ってやらなきゃならないですよね」

ゆま「アハハ」

マギー「そういうネタをやると、週刊誌はすぐに書くから困るんですよね」

ゆま「書かないように、きつ~く言っておきます」(編集部注・書いちゃいました)

マギー「今日は、よろしくお願いしますね」

ゆま「こちらこそ、よろしくお願いします。さっそくですが、マギーさんは今春までの1年間『サムライ ロック オーケストラ』の舞台に立たれていたんですね」

マギー「正直、最初に誘われたときは抵抗ありましたよ。一流のアスリートやメダリストばかりで超人的なアクロバティックなミュージカルを見せるんですから。とてもじゃないけど、あの中に入れる勇気はない(笑)」

ゆま「トランポリンを使って空中技を披露したり、跳び箱220段をポンポン飛んだりするんですもんね」

マギー「無理ですよ。そもそも僕、20年前からヘルニアですからね」

ゆま「あらら。それでも、挑戦されようと決意された理由はなんですか」

マギー「もともと、僕は『サムライ ロック オーケストラ』を設立した池谷直樹とは十数年以上のつきあいなんです。年齢も同じとあって、仲が良いんです」

ゆま「お友達なんですね」

マギー「だから昔から、ミュージカルはよく観に行っていたし、“格好いいなぁ” と憧れの目で見ていたんですよね。そんなとき、舞台『オズの魔法使い』にゲスト出演してくれないか、と誘ってもらえたんです」

ゆま「オズの魔法使いって、有名ですよね!」

マギー「で、僕はオズ役として誘われたんです」

ゆま「おおっ。主役?」

マギー「やっぱり(笑)。多くの人が『オズの魔法使い』というタイトルは知っているのに、話の内容は知らないんですよね」

ゆま「え~。なんかブリキとかカカシがいますよね」

マギー「そう。主役はドロシーという女の子で、ブリキとカカシ、ライオンをお供にオズの魔法使いに会いに行くという、まあ、桃太郎的な話なんです」

ゆま「あ~、なんとなく思い出しました。じゃあ、オズって出番は最後だけ?」

マギー「最後だけではないけど、舞台が始まって1時間は出番ないです。しかも、僕はオズの魔法使いという名の“手品”を見せるだけ」

ゆま「じゃ、アクロバティックな演技はなしですか?」

マギー「はい。いつもの営業みたいに手品をやるんです(笑)。だから見ての通り、筋肉隆々になったわけじゃないし、むしろ、待ち時間に差し入ればかり食べてしまうんで、身についたものといえば贅肉だけ」

ゆま「アハハ」

マギー「それでも、ずっと憧れていたミュージカルに出演できるのだから、楽しいですよ。それに空き時間を利用して、僕もトランポリンの練習を始めたら、少しは技ができるようになったんです。動画に撮ってもらったので、見ますか?」

ゆま「見たいです!(視聴しながら)うわ、すごい。背面宙返りみたいな技もできているじゃないですか」

マギー「うれしいなぁ。そうやって“スゴイ!”と言ってもらえるのが一番ですよね。トランポリンがうまくなったところで僕にはそんな出番がないんだけど、それでも練習したくなるのは、誰かにスゴイと驚かれたいからなんですよね」

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