■元ジャニーズ、SMAP草なぎ&稲垣

 2009年4月23日の深夜3時ごろ、都内の公園で「バカヤロー!」「なんだぁ!」と叫び声を上げる全裸の男がいた。まもなく警察官が駆けつけ「服を着ろ」と命じたが、「裸だったら何が悪い」と反発。その後、警察官に連行される際、泣きながら「シンゴー、シンゴー」とわめいていたという。その男が国民的アイドルグループ・SMAPの草なぎ剛(44)だったということで、社会に衝撃が走った。

「草なぎは、翌24日に釈放され、その日の夜に“おわび会見”と題した会見に弁護士とともに出席。スーツに紺色のネクタイ姿で登場した草なぎは、“ファンのみなさま、そして各関係者のみなさま、SMAPメンバーのみんな、本当に心配をかけ、たくさん迷惑をかけてしまいました。本当にすみませんでした。僕はたくさんお酒を飲みまして自分でも訳が分からないぐらいなってしまいました。大人として恥ずかしい行動をしてしまいました。とても反省しております。本当に申し訳ありませんでした”と謝罪しました」(芸能記者)

 草なぎはその後、芸能活動を自粛し謹慎。事件から約1か月後の5月に収録があった『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で芸能活動を再開した。

「事件直後に報道陣の質問に真摯に答える迅速な対応と謹慎期間を経たことでSMAPや草なぎのイメージダウンは最小限に抑えられたと思います」(前出の芸能記者)

 同じ元SMAPでも、対応がまずかったのは稲垣吾郎(45)だ。稲垣は2001年8月24日の夜、運転する車で女性警察官に怪我をさせ、現行犯逮捕されている。

 この日、稲垣はビデオをレンタルショップに返すため車を止めていたが、駐車禁止エリアであったため、警察官が免許証の提示を求めた。しかし、稲垣はこれに応じず、車を急発進させ、警察官の脚に接触し、全治5日の怪我を負わせてしまった。

 その後も「電話をしているから」と稲垣は車の中に30分ほど籠城。応援に駆けつけた10名以上の警察官の説得に応じて、車から出てきたところを道交法違反、公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕となった。

「稲垣が逮捕された際に、民放各局がニュースで“稲垣容疑者”とは呼ばず、“稲垣メンバー”を使用したことで物議を醸しましたね。稲垣は2日後の26日に会見を開き、涙を流しながら謝罪。その際にSMAPの存在を“僕そのもの”と話したことも話題になりました」(前同)

 稲垣は事件から約5か月後の2002年1月14日放送の『SMAP×SMAP』から芸能活動を再開。「みなさん、こんばんは。稲垣吾郎です。昨年の8月24日に自分が起こしてしまった事件以来、自分の中には2つの大きな思いがありました。1つは申し訳ないという気持ち。そしてもう1つはありがとうという思いです。本当に申し訳ございませんでした」と改めて謝罪。SMAP5人で『BEST FRIEND』を歌った。

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