マギー審司(右)と麻美ゆま
マギー審司(右)と麻美ゆま

 先週に続いて、マギー審司さんとの対談です。ミュージカル『マッスルファンタジー オズの魔法使い』にも出演されていたマギー審司さん。前回は、そのお話を聞かせてもらいましたが、マギーさんといえば、志村けんさんや新庄剛志さんなどとも交流が深いんですね。そこで今回は、プライベートのお話を聞かせてもらうことに!

ゆま「私も志村けんさんの『志村魂』に毎年出させていただいているんですけど、やっぱり、お会いすると緊張するんです。だから、マギーさんのように仕事が終わると毎日、志村さんに電話をかけられるのが羨ましい」

マギー「いやいや、僕も緊張はしますよ。志村師匠にメールを書くときも、手が震えますもん。失礼のない文章にするのはもちろん、絵文字は使ったら失礼だろうか、でも、絵文字がないと少し冷たい印象を与えないだろうか、とか。何回も書き直して、いろいろ悩んでから、送信していますよ」

ゆま「あ、そうなんですね。私と同じだ」

マギー「でも、それがまた、いい刺激になるんですよね」

ゆま「そう考えるといいんですね!」

マギー「ただ、最近、志村師匠は千鳥大悟さんとすっかり仲良くなって、毎晩のように飲んでいるから電話しづらいんですよね。師匠ってすごく優しいから、僕が一緒に“飲みに行ってもいいですか?”と言ったら、“来いよ”って、いつでも受け入れてくれるんです」

ゆま「ホント、優しいですよね」

マギー「だから余計に連絡しづらい(笑)。もしかしたら、大悟さんと2人で真剣な話をされているときだったら、申し訳ないなぁと思ってしまって」

ゆま「あ~、確かに、そんなふうに考えちゃいますね」

マギー「そうですね。特に子どもができてからは、あまり夜に出歩くことがなくなりました。やっぱりね、子どもに何かあったとき、すぐに帰れるようにしたいんです」

ゆま「へえ~。お子さんができてから、やっぱり考え方が変わりましたか?」

マギー「生まれてきた子どもを初めて抱っこしたとき、正直、芸人としてウケるよりも、さらに強い幸せを感じたんですよね。お笑いタレントや芸人なんて、家族がいようと遊んでナンボという考えも分かるし、実際、そうやっていろんな方と交流を持ったほうが仕事も増えると思うんです。ただ、僕はどうしても子どものことが気になるから……」

ゆま「仕事よりも家族を優先する、と決意できることって勇気がいることだし、尊敬します」

マギー「人間は幸せになるために生きている……そう考えると、自分にとって一番幸せを感じられる道を選んだほうがいいと思うんですね。もちろん、それによって以前より仕事は減ったけど、それでもまあ、家族が食べていけるだけの収入がある間は、今のスタイルでいいのかなぁと」

ゆま「有名になって稼ぎまくることだけが、幸せとは言えませんもんね」

マギー「自分なりの幸せの形があれば、いいと思います」

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