■賛否両論だった菅野美穂

 意外といえば、18年下半期の『まんぷく』のナレーションにはびっくりした。芦田愛菜が当時14歳と、朝ドラナレーターとしては最年少で大抜擢されたのだ。存在感を上手に消しながらも、「福ちゃん」「萬平さん」と視聴者目線で呼びかけるナレーションは、好評を博していた。

 ナレーションでおなじみのパターンといえば、ヒロインの家族がドラマ序盤で死んでしまい、語りを担当するというもの。18年上半期の『半分、青い。』の風吹ジュンや、16年下半期の『べっぴんさん』の菅野美穂がこれにあたる。菅野美穂はヒロインの母という設定で関西弁を使っていたのだが、菅野自身が関東出身ということもあってか、そのイントネーションに多少のツッコミが入ったことも。しかし、母が娘を見守る愛情にあふれたナレーションは多くの感動を誘っていた。

 『なつぞら』の後は戸田恵梨香主演の『スカーレット』、さらにその次は窪田正孝二階堂ふみが出演する『エール』と、すでに主演のキャスティングが発表されている朝ドラ。それらの語りは誰がやるのか、ナレーターの人選にも注目したい。

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