岡田准一(V6)
岡田准一(V6)

 多くのタレントを抱えるジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川氏が7月9日に逝去した。

 ジャニーズ事務所には、ジャニー氏が見出した才能に満ちたタレントが多く所属しているが、ジャニー氏はふだん、あまりタレントを褒めなかったという。しかし、そんなジャニー氏から褒められたというエピソードを明かしたタレントたちもいる。

 強気な発言をジャニーさんから褒められたのは、V6の中でも奔放なキャラで知られる三宅健

 そもそもV6は、ジャニーズJr.時代からカリスマ的な人気を誇っていた三宅と森田剛の“剛健コンビ”がいたからこそ誕生したといわれており、デビュー時のエピソードも強烈だ。三宅は、履歴書を送付した2日後にジャニー氏から電話が来て、そのままSMAPのコンサートのステージに立った。

 そのコンサート中、自己紹介をする機会をもらった三宅は、その場で「僕ビッグになるんで、今のうちにファンになっとかないと損しますよ」とたんかを切り、それを聞いたジャニー氏から「アイツ、イカしてるよ」と絶賛されたという。

 普通に考えるととんでもないことだが、ジャニー氏は、優等生タイプより、積極性があり根性がある子が好きだったのかもしれない。

 関ジャニ∞村上信五も似たようなエピソードを持つ。

 関西ジャニーズJr.時代、KinKi Kidsのバックダンサーを務めていた村上は、あるとき、ステージでテンションが上がってしまい、ローラースケートでステージ上を縦横無尽に駆け回ってしまったという。先輩の舞台を台無しにしかねない暴走行為だったが、これにもジャニー氏は怒ることなく、「YOU、根性あるよ!」と村上を褒めたらしい。

 また、失敗すらも褒められたというエピソードがある。

 現在は、俳優としてドラマや映画でも大活躍しているV6の岡田准一は、グループ最年少で、入所から8か月という異例の早さでデビューした。他のメンバーに比べ、経験も少なかった岡田は、ある日のV6のコンサートで、間違えて他の5人と逆の方向へ走っていったことがあった。それを見たジャニー氏は終演後、岡田のことを「YOU、カッコいいよ!」と称えたという。

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