■ジャニーさんの入院を知った滝沢が真っ先に連絡したのは…?

「滝沢の頑張りもあり、SixTONESやSnowManといったジャニーズJr.内グループの露出も増えてきています。Jr.にしてみれば、本体の副社長で、自分たちを売り込んでくれないジュリー氏ではなく、滝沢が最も信頼のおける事務所の幹部なんです。多くのJr.は滝沢についていこうと思っているのではないでしょうか。

 ジャニーさんが病院に搬送されたという一報は、まず最初に滝沢に入って真っ先に病院に駆けつけたと言います。それだけ滝沢はジャニーさんにとっても大事な存在。そして、そんな滝沢が病院からまず連絡したのが元SMAPの中居だというんです」(前出の芸能プロ関係者)

 事務所を退所するのでは、という報道も出ていた中居にまず連絡がいったとすれば驚きだ。

「中居もすぐに病院に駆けつけました。6月27日発売の『週刊文春』では、病院には滝沢と中居が真っ先にかけつけ、18日当日は面会謝絶だったにもかかわらず、中居は徹夜で病院にとどまったと報じています。滝沢はジャニーズ新体制をこれから再構築していく上で、現在の幹部だけではなく、エンタメの何たるかを身をもって体感している“自分たちでやっていかなきゃダメだ”と感じているのではないでしょうか。しかし、滝沢1人だけではとても実現は不可能。そんな彼が頼りにしているのが中居だといいます。

 中居はなんといってもアイドルという枠組みを超え、国民的存在となったSMAPの元リーダー。テレビ局との交渉は、マネージャーを通さず自分で行うほど折衝にも長けている。中居は他の芸能事務所やテレビ局の上層部ともつながりがあり、影響力も大きい。さらにSMAP解散後も事務所に残ったということからも分かるように、ジャニーズ愛も強いんです。

 中居が新しい地図と合流せず事務所に残留したのは、ジャニーさんに対してあまりにも大きすぎる恩義を感じているから。SMAPでデビューする前、Jr.時代の中居のレッスンをつきっきりで見てくれたのがジャニーさんなんです。“ユー歌下手だね”と言われながらもダンスやトークスキルを磨き、スターに上り詰められたのも当時のジャニーさんとのレッスンがあったからだと中居は感じているのでしょう。ジャニーさんの誕生日会に、元SMAPで中居だけは毎年参加しているといいます」(前同)

 2015年11月放送のラジオ『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)で、その年のジャニーさんの誕生日会について、滝沢がエピソードを披露している。

 ラジオ番組のスタッフから「一番はしゃいでいたのは誰か」という質問されると、「中居君! 中居君、もうはしゃぎすぎ! なんかやっぱ、嬉しかったんだろうね。すごかったですね。途中で中居君仕切りみたいになって、もうMCみたいになってましたもん。“お前はどう思うべ?”みたいな感じで。スゴい! テレビみたいだなぁって」と、中居がジャニーさんの誕生日会を心から楽しんでいたと語った。

「ジャニーズ愛というよりは、“ジャニーさん愛”が人一倍強い中居。だからこそ、滝沢は最初に中居に連絡をしたのではないでしょうか。ジャニーズ第二幕は滝沢と中居の二人三脚体制で再構築される可能性が出てきたと思います」(前同)

 滝沢と中居によるジャニーズ改革は動き出すのか。そしてそれはどのようなものになるのか。病床のジャニーさんのためにも両者の奮起を期待したい。

あわせて読む:
・嵐、KAT-TUN「テレ東音楽祭でデビュー曲熱唱」は「社長への祈り」!?
・SMAPは解禁、山口達也は完全消去!『テレ東音楽祭』レビュー
・ジャニー喜多川氏、嵐やSMAPを生んだ「アイドル育成術」とは?

  1. 1
  2. 2
  3. 3