KinKi Kidsの堂本剛(40)が、音楽番組の生放送中、音響トラブルが起こったにもかかわらず、最後まで音程もリズムも外すことなく歌いきり、ファンの感動の涙を誘ったようだ。
このトラブルが起こったのは、6月26日放送の『テレ東音楽祭 2019』(テレビ東京系)でのこと。KinKi Kidsは17年に放送された同番組で剛が突発性難聴で入院したことを発表。1人で出演した堂本光一(40)は剛の病状を問われ、「元気ですが、歌うのはままならなくて……」と答えていた。
まず、パフォーマンス前のスタジオトークで、今回、剛とMCを務める女優の広末涼子(38)が、16年前に共演したドラマ『元カレ』(TBS系)のことが話題に。主題歌の『薄荷キャンディー』をKinKi Kidsが歌ったのだが、光一は「薄荷」を「はっか」と読めなかったことを告白し、広末らを笑わせた。
そして、スタジオから屋外駐車場のステージに移動すると、バンドの生演奏をバックにヒット曲『フラワー』と『薄荷キャンディー』を披露したのだが、剛のイヤーモニターに音響トラブルが起きた模様。歌い始めたとたん、剛はスタッフに目配せして異常を伝えると、音響障害を抱える左耳を守るためにしているヘッドフォンを外し、右耳で生音を聞こうとするように見えた。
さらに剛は自分のソロパートを歌った後に、指で「音量上げて」とジェスチャーを送るも、マイクとのハウリングを起こしてしまったらしく、何度か「キーン」というノイズが。剛だけでなく光一も不快そうに顔をしかめ、最後まで続けられるのか心配な状況だったが、2人はなんとか最後まで歌いきった。
この様子を見ていたKinKi Kidsのファンは、ツイッター上で「音響悪くて、剛くんの耳が心配。歌終わりの納得いかない顔で泣けてきた」「耳を患ってる人が耳を守る為にやってるヘッドフォンを外さざるをえない状況ってどうなん?」などと、剛の耳を心配していた。
また「あの状況で歌うのはかなりキツいと思う。剛くんよく歌いきったし、支えた光一くんもすごい。聴いてて涙出たよ」「よく音程もリズムも外さずに歌い切ったよ。プロって、こういうのを言うんだよね」などと、2人の歌手としての力量を称賛していた。