老後に2000万円が必要だと、今さら言われたって、そんな金はありゃしない。人生の大逆転を狙うべし!
夏といえばオバケや妖怪の季節。怖いイメージもあるが、実は「大化けする」ということで、縁起がいいともされているのだ。宝くじアナリストの山口旦訓氏が言う。「今年も恒例のサマージャンボの季節がやって来ました。発売は7月2日から。賞金は、1等前後賞を合わせて7億円です。しかし、ただ漫然と購入しても当たりません。そこで今回は、妖怪の霊力にあやかれそうな売り場を厳選しました」
ここでは、その中でも特に注目の売り場8か所を、より詳しく紹介しよう。まずは北海道札幌市中央区の『大通地下CC』。大通り地下街にある、北海道を代表する売り場だ。それを裏づけるように、2016年の年末には1等前賞合わせて8億5000万円、それにミニ1等1億円も。また18年の年末には、ミニ1等と前後賞合わせ5000万円が出ている。「今回は特別に伏見稲荷神社のお守りとお札、それにコロポックルの木彫り像を売り場に置きました」(売り場責任者)
アイヌ語で「フキの下に住む人」を意味するコロポックルは心優しく、さまざまな知恵を授けてくれる存在だという。この小さな妖怪と、お稲荷さんの狐のダブル効果で、大いに期待できそうだ。
お次は秋田県秋田市の『広面CC』。東北地方屈指のツキ売り場で、店前のコンクリートのたたきに残る「猫の足跡」の霊験は超有名。ところが、昨年のドリームで2等1000万円、サマーのミニ2等1000万円、年末でミニ1等前後賞合わせ5000万円といった中当たりは続くも、1億円以上の大当たりは15年サマーの1等後賞合わせて6億円が最後なのだ。「猫の足跡がすり減ってきたため、先頃、鋼鉄製の足跡を埋め込みました。これで、もう、いくら触っていただいても大丈夫!(笑)」
秋田・男鹿半島の妖怪といえば、なまはげ。猫の足跡の完全復活に、災いを払うというなまはげパワーも加わり、4年ぶりに大化けの予感が!?
南に下って東京都。都内で一番怖いオバケといえば、四谷怪談のお岩さんだろう。彼女を祀った於岩稲荷田宮神社と同じ新宿区の『新宿CC』には、心なしか妖気のような雰囲気が漂う。1億円以上の大当たりとなると、08年年末の2等1億円までさかのぼらなければならないものの、昨年の3月以降、2〜3か月ごとに奇妙な現象が続いているというのだ。「まずロト7で3億3000万円の当たりが出て、昨年ドリームジャンボでミニ1等前賞合わせ4000万円。ハロウィンで2等1000万円、年末ミニ1等前後賞合わせ5000万円、その後もロト6の1等で6200万円と1200万円が出るなどしています。今回のサマーで、大当たりの予感が……」(売り場責任者)
なお、この売り場には現在、あの日本一の大当たり売り場『西銀座CC』にいた体長1メートルの招き猫「新ちゃん」が鎮座していることも報告しておこう。