第25回参院選が7月4日公示され、改選124議席に選挙区215人(改選数74)、比例155人(同50)の計370人が立候補を届け出た。
比例代表制という選挙制度では、まず党としての票数を稼ぐことが大切と、参議院選挙となると、知名度のある有名人を口説いて出馬させることが多い。
今回の参議院選で話題になっているのが元モーニング娘。の市井紗耶香氏(35)と元格闘家でダンスパフォーマンスグループ・WORLD ORDERでも活躍する須藤元気氏(41)の2名だろう。
2人は立憲民主党から出馬。市井氏はお腹に「Life is Water」、背中に「Lovity」など、複数の箇所にタトゥーを入れているとされている。また、須藤氏も背中に大きなコンドルを模したタトゥーを入れている。
「立憲民主党は党のビジョンとして『多様性』を掲げています。選択制夫婦別姓やLGBTQへの理解、SDGs(持続可能な開発目標)などを広げていくという方針です。日本ではまだまだタトゥーや入れ墨への偏見も多いですが、これらを認めていくのも『多様性』ということになるのでしょう。そういった意味では市井氏と須藤氏は立憲民主党のビジョンにぴったりの候補者だとも言えます」(民放局政治部記者)
ちなみに、小泉純一郎元首相(77)の祖父で、逓信大臣も務めた国会議員の小泉又次郎氏も入れ墨を彫っていたことから“いれずみの又さん”の異名で呼ばれたことでも知られる。
「2人が当選したら、温泉や銭湯のルールが激変するかもしれません。ただでさえ、9月に開催されるラグビーW杯、来年の東京五輪で大勢の外国人が来ることが分かっており、タトゥーを認める施設も増えてきています。市井氏と須藤氏が当選したら、タトゥー容認に向けた動きをする可能性も考えられます」(前出の民放局政治部記者)
須藤氏は『デイリースポーツ』の取材に対し、「(タトゥーは)僕の体の一部なので」と堂々と応じており、立憲民主党も2人のタトゥーを認めている。
こうした両候補者のタトゥー事情に対し、ネットでは「イメージ良くないね。落選することを祈る」「タトゥーを入れるのは自由だが、タトゥーを入れた候補者は受け入れられにくいだろう」「別に体にタトゥー入っていたって気にすることないと思う。逆に、反社会的とか? そんな下らない時代を変えて欲しい!」「タトゥー入れてても、ちゃんと国のこと国民のことを考えているかどうかだろ」といったように賛否の声が飛び交っている。
はたして2人は当選することができるだろうか?