■青魚や豚肉、ナッツ類も

 長寿を保つために特に大切なのが血管年齢だ。血管が老化すると腎臓をはじめとする内臓の機能が落ち、脳卒中や心筋梗塞のリスクがグンと高くなる。血管を若々しく保つのが、サバやイワシなどの青魚に多いDHAやEPAという脂質だ。

「新鮮な刺身が一番ですが、サバ缶でも十分です。缶詰のサバに梅干しやカイワレ大根を和えれば、酸味や辛みで味のアクセントがつくうえ、梅干しに含まれるクエン酸などによる疲労回復や、カイワレの辛み成分“イソチオシアネート”で老化予防も期待できます」

 疲労が残り、若い頃よりもスタミナがなくなったという人は、糖をエネルギーに変えるビタミンB1が不足しているケースがある。「このビタミンB1を手っ取り早く効率的に摂れるのが豚肉です。豚ロース肉は、牛サーロイン肉より10倍以上、ビタミンB1が含まれています」

 物忘れが多くなった人はチョコレートが効果的だ。チョコのカカオポリフェノールは脳血流を促して脳の機能を上げる作用がある。「なるべく、カカオ成分70%以上の高濃度のものを選んでください」

 また、ナッツ類もオレイン酸など体にいい脂質が豊富で、脳の活性化に役立つ。特にアーモンドは糖化した物質を排出する働きもある。「若返り食材として必須なのが、細胞を修復、再生させる材料となるたんぱく質です。ところが、現代人の食生活はたんぱく質の摂取量が少なく、老化食材であるパンや麺ばかりが多いんですね。若さを保つにはもっと肉や魚、卵や大豆食品を食べることが大切です」

  “若食べ”を実践して、生涯現役でいこう!

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