滝沢秀明
滝沢秀明

 7月9日午後4時47分、ジャニーズ事務所の代表取締役社長、ジャニー喜多川氏(本名:ジョン・ヒロム・キタガワ)が都内病院において永眠したと、ジャニーズ事務所から発表された。死因は、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血だった。

 1967年にジャニーズ事務所を創業し、数多くの男性アイドルを世に送り出し、一代で“ジャニーズ帝国”を築き上げたジャニー氏。

 ジャニーズグループのファンクラブ総会員数は約500万人といわれ、年会費だけで200億円以上となるとされる。さらに、音楽作品の売り上げやコンサートのチケット、グッズ売り上げ、タレントのCM出演料などを加えると、グループ全体での年間収入は1000億円を軽く超える。

 それだけに、ジャニー氏の遺産も莫大だという。

「最後の公示となった2004年度の高額納税者番付によると、当時のジャニー氏の年収は推定約9億円でした。その後、さらに増加していったのは間違いないでしょう。関連会社や個人名義で東京の渋谷、麻布などの一等地にビルやスタジオ、劇場、駐車場などの不動産を所有し、海外の銀行に預けた貯金などを合わせた全体の総資産は1000億円以上になるのではないでしょうか。

 そのうち、ジャニー氏の遺産と呼べるのは推定200億円超と言われ、個人名義で所有する不動産やジャニーズ関連会社の株式なども合わせると、300億円以上になるのではないかともいわれています」(芸能プロ関係者)

 7月10日の『スポニチアネックス』の報道によると、ジャニー氏は生前、資産の使い道について「タレントの育成や引退後の生活費などのために使いたい」と語っていたという。そんな、ジャニー氏の莫大な資産は、誰が相続することになるのだろうか?

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