瀬戸康史『ルパンの娘』10キロ増で挑む新境地の画像
※画像はフジテレビ『ルパンの娘』番組公式ホームページより

 深田恭子(36)主演の『ルパンの娘』(フジテレビ系)の第一話が、7月11日に放送された。第一話は、泥棒一家“Lの一族”の娘、三雲華(深田恭子)が、恋人の桜庭和馬(瀬戸康史/31)が警察一家の息子と知り、別れを決心する。そんな矢先、三雲一家が次のターゲットに狙っていた宝石店に強盗が入り、和馬が巻き込まれてしまう……という展開だった。

 放送前から、怪優ぞろいのキャスティングと漫画のような設定に、面白くなるか、盛大に滑るか、両極端の予想はしていた。そしてふたを開けて見ると、想像以上の破壊力! よくぞこれだけブッ込んだな、と思うほどの小ネタの数々は感動するレベルである。

 まずはいきなりロミオとジュリエットのベランダシーンオマージュ、華の幼なじみ、円城寺輝(大貫勇輔/30)の浮かれたミュージカル挿入、石原裕次郎モードな加藤諒(29)に藤岡弘、(73)の居合い抜き! ドラマチックにもほどがあるBGMも含め、見ていてこんなに気持ちが忙しいドラマは久しぶりだ。

 しかし、それが心地いいのだ。ステーキと寿司が奇跡的なバランスの良さで詰まっている幕の内弁当を食べた後の幸福感は、こんな感じじゃなかろうか。平均視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と高いほうではないが、ツイッターは騒然。「想像以上」「めちゃめちゃ面白いな!」と高評価がズラリと並び、トレンド入りを果たしていた。

 このドラマでひと皮むけそうな予感がするのが、桜庭和馬役の瀬戸康史。役作りのために体重を10キロ増やしたというニュースを見たときは正直、「なぜこのドラマでそこまで」と思ったが、いやいや、大いに意味があった。スーツがしっかり似合う大人の男性として麗しさが増したのはもちろん、線の細さがちょうどいい具合に抜け、ラブコメに似合う明るさが備わった。

 そして、なによりこのドラマの核となるのは、深田恭子の「ツンデレ演技」の奥深さ。ドラマ『ファイティングガール』(フジテレビ系)や実写版映画『ヤッターマン』、映画『下妻物語』のぶーたれた彼女が素晴らしく魅力的なのは証明済みだ。

『ルパンの娘』でも、「和くん♪」という甘々の声から、泥棒モードにシフトしドスの利いた声になる瞬間はゾクゾクする。深キョンがかわいすぎて内容が入ってこない、というコメントがツイッターに並ぶほど、彼女に心を奪われる人が続出しているのだ。さっそく視聴者の心を盗むとは、さすが!

 7月18日放送の第2話は、ついにアポなしで和馬の父、典和(信太昌之/55)と母の美佐子(マルシア/50)が三雲家にあいさつに来てしまう。展開はある程度、想像がつくのだが、その“お約束”で、誰がどう出るかは予測不可能。楽しみすぎる!(田中稲)

※画像はフジテレビ『ルパンの娘』番組公式ホームページより

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