■野菜の国産率は高い

 一方、各チェーンとも野菜の国産率は高い。

『リンガーハット』が「09年10月から全店で野菜を100%国産化した」(リンガーハット広報室)ほか、『モスバーガー』でも国産野菜にこだわり、「日々届く生野菜の主な産地と生産者を店内に掲示している」(前出の広報IRグループ)

『餃子の王将』には、青森や北海道といった国内の産地を指定するこだわりがある。

 また、輸送時間がかかるという海外産のデメリットを補うため、『サイゼリヤ』では「定温コンテナで食材を輸入」(総務部・広報)している。

 気になっていた中国産もネギとメンマ、タマネギなどを除き、あまり使われていなかった。国産率は低くても、各チェーンがあの手この手で安全な食材を調達しているのは確かだ。

「消費者が中国産やアメリカの遺伝子組み換え食品などに拒否反応を示す一方、外食産業同士が健康志向をアピールし、各社が差別化を図ろうとした結果でしょう」(前出の田沢氏)

 食材の産地を知れば、リーズナブルに、かつ、安心して、おいしいランチを食べられること請け合いだ!

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