宇野昌磨「今季コーチ不在」の不安を吹き飛ばすのは“浅田真央”の画像
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 ロシアで合宿を行っていたフィギュアスケーターの宇野昌磨(21)が愛知県豊田市で行われた全日本強化合宿に参加。7月15日に報道陣の取材に応じて「今期はおそらく僕1人でやっていく」と話し、メインコーチ不在のまま新たなシーズンに臨むことが明らかになった。

「宇野といえば試合でも飄々としていて、勝ち負けにはそれほどこだわらない印象でした。しかし、万全のコンディションで臨んだ今年3月に行われた『ISU世界フィギュアスケート選手権大会 2019』ではメダルを逃し“自分にがっかりした”と悔しさをにじませていました。そんな宇野の姿に変化を感じたファンは多いはずです。結局その約2カ月後、5歳から所属してきた『グランプリ東海クラブ』からの卒業と、恩師である山田満知子氏、樋口美穂子氏の両コーチとの師弟関係解消を発表したんです」(スポーツライター)

 16年にわたる関係を解消した宇野。“コーチ不在”で挑む今シーズンは大丈夫なのだろうか。

「前コーチとの関係解消後、宇野は単身でロシアにわたり、メドベージェワ(19)やザギトワ(17)らを育てたエテリ・トゥトベリーゼコーチの夏合宿に参加。今後は当面、ジャンプは本田武史氏に師事しながら、9月にはスイスでステファン・ランビエル氏より指導を受けるといいます。ですがメインコーチ不在ではたしてどこまでできるのか……。“2022年の北京五輪に向けた貴重なシーズンを棒に振ることになるのではないか”とファンはヤキモキしているに違いありません」(前出のスポーツライター)

 だが、そんな宇野選手の決断を後押しするような話も聞こえてくる。

「実はコーチ不在でも結果を残した先輩がいます。それが、あの浅田真央(28)です。2006年夏から米国でラファエル・アルトゥニアンコーチに師事していましたが、2007年末から練習拠点を愛知に戻し、一時的にコーチ不在になりました。しかし、そのまま迎えた2008年の世界フィギュア選手権で見事、初優勝を飾ったのです」(前同)

 浅田といえば、スケートリンクで初めて会った宇野選手に“一緒にフィギュアスケートやろうよ”と声をかけたというのは有名な話。

「名古屋のリンクでスケート教室に参加していた5歳の宇野に“かわいいね。一緒にフィギュアやろうよ”と、当時中学生だった浅田が声を掛けたそうなんです。宇野はスピードスケートかホッケーかフィギュアスケートか、これからどの競技を習うか迷っていたそうなんですが、そのひと言でフィギュアの道に進むことを決意。宇野の将来を決めた“運命の先輩”である浅田が、“コーチ不在でも成功を収めていた”というのは、彼にとっても心強いことでしょう」(同)

 今シーズンの世界フィギュア選手権では初優勝を狙っている宇野選手。コーチ不在でも、かつての浅田のように優勝を飾ることができるのか、注目される。

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