赤西仁
赤西仁

 元SMAPで、現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の3人。ジャニーズ事務所から独立した彼らを出演させないようテレビ局に圧力をかけた疑いで公正取引委員会が調査した結果、独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、ジャニーズ事務所を注意していたと報道各社が7月17日に報じた。

 2016年末に国民的グループだったSMAPが解散し、稲垣、草なぎ、香取の3人は、ジャニーズ事務所から独立。その後、3人が出演していた民放テレビ局のレギュラー番組が次々に打ち切りとなり、現在は民放地上波の番組の出演はゼロになっていた。

 ジャニーズ事務所は今回の件について、「テレビ局に圧力などをかけた事実はなく、公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして、行政処分や警告を受けたものでもありません。とはいえ、このような当局からの調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したいと思います」というコメントを事務所のホームページに掲載した。

 この報道を受けて、7月18日、赤西仁(35)が自身のツイッターを更新。

「こうゆうのが蔓延ってるから日本のエンタメがどんどんつまらなくなっていくの。日本TVの作品もずっと同じクオリティでぐるぐる。でも“圧力をかけている”という風に見えないように忖度を自主的にさせるように仕向けてたとしても、ちゃんと独禁法にひっかかるのだろうか? #忖度沢山 #才能が育たない」と投稿した。

 赤西は、かつてジャニーズの人気グループ・KAT-TUNのメンバーとして活動していたものの、方向性の違いで2014年にジャニーズ事務所を退所。現在はソロアーティストとして活動している。

「赤西は、ジャニーズ在籍時にテレビ局やレコード会社がジャニーズ事務所に忖度していたのを、見てきたのかもしれませんね。また、ジャニーズを退所し、なかなか地上波テレビなどには出られなくなり、まさに身をもって、忖度の不利益を感じていたのかもしれません。今回のツイッターの投稿は、そんな赤西だからこそ言える内容ですね」(芸能記者)

 赤西の発言を受けて、ツイッターには「まさか仁くんがこの件に意見するとは思わなかったけど、鋭い指摘だよね」「誰にも忖度しないでやって来た仁くんだからこそ言える意見だね」「ギリギリでいつも生きていてありがとう」「仁くん、本当にありがとう。元事務所の方が言ってくれると、世間に伝わりやすくて嬉しいです。またSMAPと共演してね。その日を待ってます」と、賞賛のコメントが相次いだ。

 元ジャニーズの赤西だからこそ言える、強烈な一言。ジャニーズ事務所、そしてタレントたちはこの言葉をどう聞くのか……?

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