具志堅用高(左)と麻美ゆま
具志堅用高(左)と麻美ゆま

 前回に続いて、具志堅用高さんとの対談です。沖縄の女性が水着になりたがらない意外な理由など、先週は具志堅さん流の面白い発言の連発でしたね。そんな具志堅さんはゴルフの腕前も相当なもので、昨年の『叙々苑カップ 第19回芸能人ゴルフチャンピオン決定戦』で優勝。そこで、ゴルフが上手になるコツも教えてもらうことに。

ゆま「実は私もゴルフを始めてみようと、すでにクラブとかも用意したんです」

具志堅「芸能人の人もそうだけど、みんな楽しくやっているよね。だから、まずはゴルフを“好きになる”ことだね。俺なんて始めた頃は、時間があれば、クラブを握っていたからね。暇さえあれば、クラブは握っていたほうがいいね」

ゆま「なるほど。じゃあ、とりあえずキッチンのところにクラブを置いて、料理の合間とかにも握るようにしてみます」

具志堅「うんうん。そしたら、すぐに上手になるね」

ゆま「ありがとうございます。さて、女の子の話やゴルフの話を伺いましたが、具志堅さんといえば、ボクシング! 今日も具志堅さんのボクシングジムで対談させてもらっていますが、熱気がスゴイですね」

具志堅「ゆまさんもボクシングやってみたいの?」

ゆま「いや、私は……ボクシングはやっぱり怖いです。具志堅さんは今もリングに立ちたいと思いますか?」

具志堅「いやいやいや、痛いもん」

ゆま「元世界チャンピオンでも、そう思われるんですね」

具志堅「引退をしたときは、“あぁ、やっと痛い思いをしないですむ”と思いましたよ。もうやりたいとは思わないし、もしグローブをはめて戦うとしたら、よっぽど練習をしないと怖い。やっぱりね、危険なスポーツなんですよ。パンチをもらったら、フラフラする。遊びでやったら死んじゃう。もちろん、サンドバッグを叩いたりする程度なら、いい運動になりますけどね」

ゆま「そうですよね。自分のところのジムの選手が試合に出るときも心配ですよね」

具志堅「そうだね。まともにパンチをもらわないでほしいな、と思うね。とはいえ、プロだからね。俺は“打たれる前に打て”と教えているよ。打たれた後だと遅いからね。特にボクシングはラウンドも長いから、ダメージが蓄積されていくんだよね。とにかく先に打って、自分のペースに持ち込むしかないんだよね」

ゆま「そういうのは練習で培っていくものなんですか?」

具志堅「練習をして経験を積むことだね。ただ、強いヤツは最初から強い。パンチをよけるのも上手だし、狙って打てるヤツは強い。あとは、打たれたときの痛みを我慢できるヤツと、できないヤツがいるんだよね。パンチの怖さを知ってしまうとダメだね。どうしても怖がって、いいところまでいくけど負けてしまう。怖さを乗り越えないとダメなんだ」

ゆま「そうなんですね。ボクシングを語るときの具志堅さんは、さっきまでとは全然表情が違いますね」

具志堅「熱くなっちゃうね」

ゆま「こんなこと聞いたら、怒られちゃうかもだけど。私、何かの本でボクサーは試合前、禁欲をしないといけないと聞いたことがあるんですけど、本当ですか?」

具志堅「(熱い口調で)当たり前だよ! 試合前に女の子とイチャイチャしていて勝てるワケないじゃん。ボクサーは“戦う”という動物的本能を持って、リングに上がるんだから! 勇気と根性だよ!」

ゆま「ひぃえー。ご、ごめんなさい!」

具志堅「もちろん、試合前じゃなかったら、いいんだよ。切り替えだよ、切り替え。プロは! それなのに、本当にもう……若いヤツらは」

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