新しい地図
新しい地図

 元SMAPで、現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の3人。ジャニーズ事務所から独立した彼らを出演させないようテレビ局に圧力をかけた疑いで公正取引委員会(以下、公取委)が調査した結果、独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、ジャニーズ事務所を注意していたことを、報道各社が7月17日に報じた。

 また、7月18日発売の『週刊文春』(文藝春秋)でも、すでに各テレビ局や新しい地図の所属事務所「CULEN」に内部調査が入り、非公式ながらも注意を受けたテレビ局もあったと報じている。

 ジャニーズ事務所はホームページで、「弊社がテレビ局に圧力などをかけた事実はなく、公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして行政処分や警告を受けたものでもありません」としながらも、「このような当局からの調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したいと思います」と、声明を発表している。

「ジャニーズ事務所の声明は非常に巧妙だと考えられます。“警告を受けたものではない”と否定していますが、公取委から受けたのは“注意”。今回ジャニーズ事務所が受けた“注意”は、サッカーでたとえるなら“イエローカード一歩手前のファウル”。注意が是正されなかった場合、次には“警告”が課されますが、これが“イエローカード”、そして“レッドカード”となるのが“行政指導”ということになります。

 公取委は、今後もジャニーズ事務所の調査を止める気はさらさらないようで、今後も調査を継続していくといいます。この先、ジャニーズ事務所が体質を変えることがないようでしたら、警告が出て、最悪の場合は行政指導が入ることも考えられますから、ジャニーズ事務所としても当然、是正していくことになるでしょう」(女性誌記者)

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