松本人志
松本人志

 吉本興業を巡る一連の騒動の渦中、ダウンタウン松本人志(55)がツイッターで発した「松本、動きます」。ツイートから1週間がたとうとしている今も、ネット上ではこれをもじった「○○、動きます」の大喜利が盛んに繰り広げられ、ブームの兆しとなっている。

 雨上がり決死隊宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)らの反社会的勢力への闇営業に端を発し、お笑いの殿堂・吉本の屋台骨を揺るがす大騒動に発展した今回の一件。松本は今月20日、宮迫らが行った謝罪会見を受けて「後輩芸人達は不安よな。松本 動きます」とつぶやき、37万件超のリツイート、170万件以上の「いいね」という大反響を得た。

 その後、迅速に会社幹部らと話をつけ、22日には吉本側に会見を開かせるに至るなど、松本の働きぶりはまさに“救世主”さながら。その後は、加藤浩次(50)の参戦も相まって事態の収束には至っていないものの、松本流の粋な“仁義の切り方”は後輩芸人たちを含めて世間にも多大なるインパクトを与えたようだ。

 吉本所属のガリガリガリクソン(33)が25日のツイートで「両親は不安よな。 ニートなので動きません」と松本のツイートをパロっている他、ツイッター上では「土日休みは不安よな。 熱帯低気圧、動きます」「人間たちは不安よな。 エアコン、動きます」といった気候ネタから「NHKは不安よな。 ワンワン 動きます」といった選挙がらみの時事ネタまで、多様なネタツイートが活況。「汎用性高そうだし、流行語大賞にノミネートされそう」「〇〇動きます。は今年の流行語大賞になるとみた」と早くも今年の流行語を期待する声も上がっている。

 事態が泥沼化し本業の“笑いを届ける”がおざなりになる中、一筋の希望ともいえるこのパロディブーム。千原ジュニア(45)は宮迫と亮の会見後に「そのうちイジって、茶化して、パロって、コントでできるように」と吉本らしく笑いに変えることを望んだが、この局面を打破する最初のとっかかりは、結局のところ“笑いの天才”松本のひと言になるのかもしれない。

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