渡辺謙
渡辺謙

 日本が世界に誇る名優・渡辺謙(59)の存在感が、ますます大きくなってきた。7月10日から日本公演が行われている主演ミュージカル『王様と私』が、大絶賛されているのだ。「同舞台は15年にブロードウェイで公演。渡辺はトニー賞の主演男優賞候補にノミネートされ、高い評価を受けました。その後、ロンドン公演も大成功。今回、ファン待望の“日本凱旋”で、やっと世界をうならせた渡辺の王様ぶりが観られるとファンを喜ばせています。9月には、ロンドン公演が国内の映画館で上映されることも決まっています」(夕刊紙デスク)

 もちろん映画での活躍も絶好調。今年、『名探偵ピカチュウ』『ゴジラ キング・オブ・モンスター』とハリウッドの話題作への出演が続いている。さらに、「20年には、『ゴジラvsキングコング(仮)』の公開も控えています。日米を代表するモンスター同士の対決とあり、こちらも今から世界中の注目を集めているんです」(映画ライター)

 こんなにも世界に求められるのは、高い演技力はもとより、その人間性によるところが大きいだろう。「渡辺は、03年の『ラストサムライ』を機にハリウッドで注目の俳優になった。しかし、英語の発音に苦しみ、舞台『王様と私』でもセリフをワンフレーズごとに直された。毎晩、悔し涙を流していたそうです。そんな苦境を、ひたむきな努力で乗り越えて勝ち得た関係者への信頼は非常に厚いもので、そう簡単には崩れません」(映画関係者)

『ゴジラvs~』は、人気俳優・小栗旬のハリウッド進出作品でもあるが、「小栗がノビノビと仕事に打ち込めた裏に、渡辺の温かなフォローと、目に見えないサポートがいくつもあったそうですよ」(同前)

 芸能リポーターの城下尊之氏も、かつて渡辺の男気力に触れた一人だという。「空港でのいきなりの直撃に、他の旅行者の邪魔にならないよう、“じゃあ、ちょっと”と壁に近づき、しっかり立ち止まり、こちらが納得するまで話を聞かせてくれて心を打たれました。17年に文春砲で不倫が発覚、その会見でも“なんでも聞いてください”と姿勢は変わりませんでした。まだ、南果歩さんとの間に、さまざまな問題が残っていましたが、なんだか爽やかな空気に包まれた不思議な会見となったんです」

 被災地への支援活動も、そんな渡辺らしく温かい。「宮城県気仙沼の港にオープンしたカフェ『k-port』はもう6年目。毎朝、スタッフとお客さん宛てのメッセージをファクスしているようです」(芸能記者)

 一方で、芸能界きっての虎党とあって、ツイッターには“タイガース愛”あふれるつぶやきがいっぱい。「大スターなのに、居酒屋で会うなじみの阪神ファンのような親近感があるんです」(スポーツ紙阪神担当)

 男が惚れる男とは、こういう人物のことか。ちょっとカッコ良すぎないか!?

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