宮沢氷魚
宮沢氷魚

 あだ名で呼ぶのは、親しみの証。つけた人に愛はあるのかもしれないが、ときにつけられた側からするとあまりにも不本意すぎる、おかしなあだ名をつけられてしまうこともある。ここでは芸能人たちの、意外性に満ちたおかしなあだ名に迫ってみた。

 現在放送中の、主演のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)に出演し、注目を集めている俳優の宮沢氷魚は、7月7日放送に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際、子どもの頃に「冷凍マグロくん」というあだ名でいじられていたと語った。

 この日、宮沢は自身の名前である「氷魚(ひお)」が本名であることに触れ、氷魚とは透き通っている鮎の稚魚のことで、父親で元THE BOOMの宮沢和史が「きれいな気持ちで成長してほしい」と名づけたと明かした。しかし実際の名づけ理由の7割ほどは、父が釣り好きだったからだという。

 宮沢が「冷凍マグロくん」と呼ばれていたのは、氷の魚から連想してとのことだが、昔は「意外とコンプレックスというか、ちょっと悩んだ時期もありました」「名前を変えたい」と思っていた時期もあったと語り、「今は大好きです」と、現在は自身の名前を誇らしく思っていると続けた。

 宮沢の場合は、名前から連想したあだ名だったが、名前とは直接関係ないあだ名に悩んだ人もいる。

 森三中黒沢かずこは、2018年2月19日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)に出演した際、パンチのある幼少期のあだ名について語っていた。黒沢の実家は食堂を営んでいたが、彼女の両親は大のパチンコ好きで生活の中心がパチンコだったため、食堂を開店している時間はわずかだったという。黒沢は「営業している時間が少なかったから“黒沢の家はいつ営業しているんだ”って学年中で噂になって。ついたあだ名が“準備中”でした」 と自嘲気味に語っていた。黒沢自身に非があるわけではないので、これはあんまりなあだ名だ。

 8月30日には、主演映画『引っ越し大名!』も公開になる星野源。ミュージシャンとしても俳優としても大活躍の星野だが、彼のあだ名の由来も悲しい。2018年7月21日に放送された『王様のブランチ』(TBS系)で、星野が語った自身のあだ名は「おじいちゃん」。星野はもともと明るい性格だったが、幼稚園時代を振り返り「そこから、どんどん暗くなっていきます」と性格が変化していったことを告白。星野によれば、その暗さは「“おじいちゃん”ってあだ名になるくらい」だったという。

  1. 1
  2. 2