101回目の熱闘甲子園「金の卵リスト」令和の“超高校級”逸材が集結!の画像
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 プロのスカウトが首ったけになる、高校球児たちをリストアップ。球界の未来を背負う選手はここにいる!

 令和になって初となる全国高校野球選手権大会。全国から勝ち上がった49校が、深紅の優勝旗を目指して熱戦を繰り広げ、今年は特に面白い大会になりそうだ。「今夏は地方大会で番狂わせが続出。センバツで優勝した東邦をはじめ、強豪校がことごとく敗退しています。裏を返せば、今大会はまさに群雄割拠。どこが勝つか、分かりませんよ」(スポーツ紙記者)

 大会が盛り上がるのは大歓迎だが、各地で涙を飲んだ選手の中には、プロ注目の逸材たちも少なくない。「“四天王”と呼ばれた大物のうちの3人――MAX163キロの速球を誇る大船渡の佐々木朗希、創志学園の西純矢、横浜の及川雅貴がそろって敗退。今秋のドラフトの目玉になる投手を、甲子園で見られないのは残念ですね」(前同)

 しかし、悲観することはない。出場校には、まだまだ注目すべき“金の卵”たちがゴロゴロしているのだ。その筆頭は、“四天王”の中で唯一、勝ち上がった星稜(石川)の絶対的エース・奥川恭伸だ。「MAX158キロをマークした本格派右腕で、1年からエースとして君臨。今春のセンバツで、強打の履正社を相手に見せた毎回17奪三振、3安打完封という圧巻のピッチングも、記憶に新しいですね」(スポーツ紙デスク)

 高校野球に詳しい野球専門誌『野球太郎』の持木秀仁編集長は、奥川の能力をこう分析する。「高校生としては、ほぼ完成された投手。ストレートが速いのはもちろん、制球力も球威も申し分ない。プロに入っても、2軍どころか即1軍で投げられるレベルですね」

 奥川は、2年の春から4季連続で甲子園に出場。“勝てる投手”であることもポイントだ。「県大会では24イニングを投げ、40もの三振を奪った一方、四球はたった3個。安定感は抜群です。プロのスカウトの中では“怪物・佐々木より奥川のほうが上”なんて声も、よく聞きます」(プロ球団関係者)

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