■「焼肉」発言は、チャリティーの趣旨から逸脱…

『24時間テレビ』から一夜明けた26日、ランナーを務め上げた水卜アナとハリセンボンの近藤が、『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。

 番組では、6月上旬からのトレーニングの様子や、顔の輪郭が明らかに痩せた水卜アナのビフォーアフターの写真も放送された。

 また、トレーニングやダイエットについて、「自分のためだとやっぱり無理で、自分が痩せたいから、キレイになりたいからだと頑張れないのに、走るために、迷惑かけないようにと思ったら続く。これ以上(のダイエット)は難しいですね」と改めて語った。

 そんな水卜アナについて芸能プロ関係者は話す。

「水卜アナは“自己プロデュースの天才”と呼ばれているほど、自分の見せ方が分かっている人。だから好きな女子アナランキングで5連覇し、殿堂入りしているんです。ただ、今回の24時間駅伝をめぐる“ご褒美にはタレをたっぷりつけた焼肉食べたい”“これ以上(のダイエット)は難しいですね”などの発言は、かなりズレているなあという印象ですね。

 そもそも『24時間テレビ』はチャリティー番組で、震災の被災地に募金したり、障害のある方のサポートだったり、それがテーマのはず。そのため視聴者からの募金を募るのがメインですが、以前から『24時間マラソン』に関しては、“なぜ走るのか?”という疑問の声が上がっています。そもそものマラソン企画が疑問なのに、番組のテーマとはまったく関係のない、個人的な願望や思いを全面に出されてもと。もちろん記事では見出しで一部を大きく切り取られて、その印象が強くなってしまうという問題はありますが、水卜アナはそうしたことも理解しているはず。それなのに、今回の対応は、残念に思ってしまいますよね」

 水卜アナの発言を受けてネットには、「初期のコンセプトから大きく外れた。何が焼き肉!?  世界中で貧困 飢えに苦しんでいる子どもたちへの支援も番組の取り組みの一つなのに」「毎回思うけど、走って何になるの?」「完走したら焼肉? この番組は、一応チャリティーだよね? 募金が目的だよね?」「ダイエットで感動するほうがおかしい」といった厳しい声も上がっている。

 また、『24時間テレビ』放送中には、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター(65)が、ツイッターで「【速報】『24時間テレビ』が東京オリパラと連動しようとしたが、本当に無給のボランティアなので断念』」「【速報】デーブ・スペクター氏が『24時間テレビから国民を守る党』を結成へ」などと皮肉たっぷりのツイートを連投。

 番組終了直後には「24時間テレビ、やっと終わりました。障害を持つ方へのサポートを目的にしているはずなのに、実際は広告代理店と企業の利益とイメージアップのために続けられている」と批判し、「僕は、本当のボランティアとは何かを、大好きな日本の皆さんに分かってほしいだけです。すみません、オチはありません」と怒りを込めたツイートしている。

『24時間テレビ』については、過去にはビートたけし(72)が自身のラジオ番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、「出るなら全員ノーギャラにすべき」「あんな偽善番組は大嫌い」といった発言をしている。また、たけしは、これまで一度も『24時間テレビ』には出演していない。

「チャリティーランナーについても、多額のギャラが発生しているのではないかという疑問の声が、毎年のように上がっています。水卜アナは局アナですから、そういったギャラはないとは思いますが、“特別手当”というかたちで報酬がある可能性はありますよね。

 また、『24時間テレビ』を大いに盛り上げましたから、日本テレビ内での出世についても以前にも増して盤石なものになったのではないでしょうか。ただ、これまで完璧な自己プロデュース力で、人気ナンバーワン女子アナに上り詰めた水卜アナですが、今回のあまりにズレた印象に見える発言で、一部の視聴者からは少し煙たがられる存在になりつつあるのかも知れません」(前出の芸能プロ関係者)

『24時間マラソン』が裏目に出て、水卜アナがナンバーワン女子アナから陥落するかも!?

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