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 高額品ほど2%の値上がり額は大! 駆け込み需要前の今こそ、必需品や憧れのアイテムを手に入れる好機!

 10月の8%から10%への消費増税前に、買っておきたいのが出費も大きい家電製品。とはいえ、何を買えばいいのか分からないと言う人も多いだろう。そんな人に今、オススメなのが、底値となった「型落ち家電」だ。「家電の多くは約1年周期で新製品が発売され、発売当初と1年後以降では大きく価格が変わります。もちろん新製品のほうが性能は高いわけですが、商品によっては、1年程度では性能は大きく変わらない。家電の場合は5年~10年使い続けることが多いので、現在使用しているものと比べれば、安く買える型落ち機種でも、はるかに高性能というケースも多いです」(量販店販売員)

 ということで、家電10品目について機能、省エネ、お得度から「買うべき“型落ち”家電」を厳選した。まずは、まさに今年が買い替え時というテレビから。ヤマダ電機広報担当・小野氏は、こう話す。「09~11年のエコポイント制度を利用して、液晶テレビを購入したご家庭は、そろそろ買い替えのタイミングです」

 液晶テレビの場合、画像を映すためのバックライトの寿命が約3万時間とされ、通常使用なら8~10年が寿命とされている。故障前に新製品に切り替えるなら、今というわけだ。「これからラグビーW杯、東京五輪と自国開催のスポーツイベントもあり、お客様の要望は高まっています。特に10年前にはなかった、液晶に比べて画面が格段に美しい有機ELテレビや、4K放送対応のテレビが注目されています」(前同)

 有機EL・4Kテレビの主力は55型機だ。「最新機種は30万円前後ですが、型落ちなら20万円を切る商品もあります」(モノ系雑誌家電担当)

 また、洗濯機や冷蔵庫、炊飯器といった白物家電は、今こそ底値のタイミング。「メーカーによって多少のズレはありますが、冷蔵庫なら9~11月、掃除機なら6~9月、電子レンジなら4~8月、炊飯器なら5月末~9月、洗濯機はタテ型が4~6月、ドラム式なら9~11月と、新製品の発売時期が決まっています。ゆえに、今から秋にかけて、昨年の新製品が続々と型落ちになるんです。発売当初の価格から40~50%下がっていれば、底値と思っていいでしょう」(前出の量販店販売員)

 白物家電の多くは10年以上使われることも珍しくないが、省エネという点では新製品に買い替えたほうがお得ということも。「省エネ法で、省エネ目標の基準値が設定され、各メーカーが開発を進めた結果、09年と17年の製品を比較すると、エアコンのエネルギー消費効率は1.4倍上がっており、冷蔵庫は10年前に比べて49%も電気使用量が節約されているというデータもあります。電気代の値上がりが続く中、この差は大きいのでは」(前出のモノ系雑誌家電担当)

 スペックの幅が広く、判断が難しいパソコンについては、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が、「一般的な仕事、プライベート使い」という条件で、こうアドバイスしてくれた。「安いノートPCは2万円台からありますが、動作の快適性を考えるとCPUは『インテル Core i5』、メモリーは8GB以上で、ストレージはHDDではなくSSD(256GB以上)が起動も早くオススメです」

 いつ買うの? 今でしょ!

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