奥川恭伸vs佐々木朗希、超高校球児Wドラフト目玉「どっちが得した?」大論争の画像
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 熱戦が続いた夏の甲子園。今大会の主役が、星稜の奥川恭伸投手だったことは誰もが認めるところだろう。まず初戦の旭川大高戦で完封勝利。3回戦の智弁和歌山戦では、延長14回を投げ切り、23奪三振の完投勝利。そして準決勝では7回2安打無失点と、登板のたびに快投を見せつけた。「もともと評価の高かった奥川ですが、甲子園での投球でスカウトの評判はさらにうなぎ上り。ドラ1候補に決めた球団も増えたのでは」(プロ球団関係者)

 残念ながら決勝で履正社に敗れ、日本一にはなれなかったが、「かつての松坂大輔や昨年の吉田輝星のように、甲子園での熱投は、いつまでもファンの心に残るもの。プロ入り後も、大きな財産となるのは間違いない」(同)

 ただし、今大会前、高校ナンバーワン投手として注目を集めていたのは、奥川ではなく、大船渡の佐々木朗希投手だった。「高校野球史上最速となる163キロをマークし、早くから人気は全国レベル。県大会にも各地からファンが押し寄せるほどでした」(スポーツ紙デスク)

 しかし、迎えた岩手県大会の決勝戦。佐々木は最後までマウンドに上がることはなく、大船渡は花巻東に敗れた。「國保監督が佐々木を温存した理由は、登板過多による故障を避けるため。これに、あらゆるところから賛否両論が沸き上がり、球界全体を巻き込んだ議論となりました」(前同)

 球児の将来か、甲子園の夢か――。思わぬ形で、佐々木は話題の中心に据えられてしまう。「佐々木本人は監督の指示に従ったに過ぎない。ただ、ややネガティブなイメージがついてしまった面は否めません」(同)

 だが、佐々木の評価自体が下がったわけではない。「大舞台で強敵相手にどんな投球を見せるのか、確かめたかったところはありますが、能力的にズバ抜けているのは疑いようがない。甲子園で肩や肘を酷使せずにすんだという見方もできますし、変わらずドラフト1位の最有力候補でしょう」(前出の球団関係者)

 甲子園で株を上げた奥川と、不出場で悲劇のヒーローとなった佐々木。本当に“得”をしたのはいったい、どちらなのか? 野球解説者の江本孟紀氏は語る。「2人ともあれだけの活躍をしているわけだから、優れた才能を持っていることは確か。決着は、プロの世界でつけてほしいね」

 まずはドラフトに注目!?

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