■戦後の日本芸能史上、最大の成功を収めたタレント

 香取のプレゼンの上手さもあり、『スッキリ』を見て、「来年の東京パラリンピックを生で見たい」と、声を上げる視聴者も数多くいた。また、香取が出演したこともあってか、28日の『スッキリ』第1部の視聴率は9.2%を記録し、前日の数字を1.7ポイント(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)も上回った。

「香取だけでなく、やっぱりSMAPメンバーには、それぞれ華がありますよね。戦後の日本芸能史上、最大の成功を収めたタレント、グループだと思います。『世界に一つだけの花』や『夜空ノムコウ』『ありがとう』など、子どもからお年寄りまで、誰もが知っている曲が数多くあるところが、がSMAPにかなわないと言われる大きな原因でもあるでしょうね。

 それだけ大きい存在となっていたSMAPだけに、来年の東京五輪に向けての“復活”が国家レベルで検討されているのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 前出の永田町関係者はこう続ける。

「もともとSMAPは『パラリンピックサポートセンター』の公式応援サポーターに任命されていて、グループ解散後も『新しい地図』の3人はそのままパラリンピックスペシャルサポーターを務めています。彼らをスペシャルサポーターに任命した、日本財団の笹川陽平会長も、ジャニーズ事務所へ公取委から注意が入ったことを受け、7月23日にブログで“早急に(元SMAPの)3人のテレビ復帰を実現させてほしい”と要請しています。笹川会長は、政財界のドンとしても知られる存在。そんな人物が動いたということもあり、東京五輪でのSMAP復活もにわかに現実味を帯びてきました。

 来年いっぱいで活動休止する嵐も、NHKの『東京オリンピック・パラリンピックの公式サポーター』に就任していますが、やはり知名度、存在感で言うとSMAPのほうが上でしょう。SMAPが解散し、その席が空いたことで、嵐は国民的グループになることができた、という見方もあります。何よりSMAPは日本のみならず、海外でも知られた存在ですからね」

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