「電大」のEBI(左)、川西幸一(中)、手島いさむ
「電大」のEBI(左)、川西幸一(中)、手島いさむ

 人気ロックバンド「ユニコーン」の川西幸一(59・Dr&Vo)、手島いさむ(56・G&Vo)、EBI(53・B&Vo)による「電大」のライブが8月27日(火)に川崎のライブハウス「セルビアンナイト」で開催された。 

 この日は手島の56回目のバースデー。会場にはファンから贈られたお祝いのバルーンが飾られ、お祝いムード一色。詰め掛けた超満員のファンから「おめでとう!」の声が飛び交う幸せオーラいっぱいのライブとなった。 

 ライブは“ただいま戻ってきたよ 故郷のみなさん”の歌詞で始まる「ようこそ」からスタート。セルビアンナイトでのライブは毎度おなじみとあって、メンバーにも客席にもどこか“ホーム感”が漂い、温かい空気が流れる。そこから、ハードなロックサウンドと風流な歌詞のギャップがカッコいい「D-SHOCK」や、永ちゃんばりにフロアをタオルが舞う「Body Guard」など、人気曲が次々と演奏された。

 メンバー全員がボーカルを務めるとあって、曲間には「演奏しながら歌うのはしんどい」「(奥田)民生はようやるね」と、平均年齢56歳のベテランミュージシャンならではの発言も。しかしながら、もうじき還暦を迎える川西をはじめ、それぞれがパワフルなサウンドを聴かせ、若者バンドには負けないとばかりに、客席をあおり、盛り上げた。 

「演奏している時間より長い」「こっちが本編」と評判の、3人によるMCでは、川西が7月に放送されたテレビ番組『モヤモヤさま~ず2』(テレビ東京系)に出演した際のエピソードを披露。

 さま~ずの三村マサカズと意気投合し、「今度飲みに行きましょう!」と電話番号を交換したと話すと、会場から歓声が上がった。また、お笑いコンビ・千鳥がMCをつとめる関西ローカルの人気番組『相席食堂』(朝日放送テレビ)で、奥田民生との広島ロケで奇跡的な笑いを連発し、トレードマークであるキャップに書かれた数字から「7おじい」とイジられまくった手島も、ロケスターの原石を発掘する「青田買いスペシャル」に再登場した際のエピソードを明かした。

 一般人と居酒屋などで相席して交流を深めるという趣旨の番組ながら、「昼間のロケだから、俺だけ全然相席してない」とぼやくと、会場からは大きな笑いとともに盛大な拍手が送られた。

 MC中には、電大ライブでおなじみの「目安箱」と題した、観客からの質問を読み上げるコーナーも。 

 手島のバースデーにちなみ、「今までもらって、嬉しくなかった誕生日プレゼントは?」という質問には、なぜかEBIが「朝起きたら、枕元に、本当に欲しかった“人生ゲーム”じゃなくて“億万長者ゲーム”が置いてあった」と回答。これには手島がすかさず「それって誕生日じゃなくてクリスマスプレゼントでは?」とツッコむなど、大学時代の先輩・後輩同士の抜群のコンビネーションを見せ、会場を沸かせた。

 途中、ステージにはつつましいバースデーケーキが登場。「誕生日なんだから、テッシー、なんか弾いてよ」という川西からのむちゃぶり及び会場からのリクエストに応えて、ユニコーンの名曲「オールウェイズ」を手島が弾き語りするサプライズも。続いて同じくユニコーンの「ロック幸せ」も演奏され、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 ユニコーンでデビューする前は、川西とアマチュアバンドを組んで全国のライブハウスを廻っていたという手島。「ユニコーンは大きな会場でやれるけど、自分は小さいところでやるのも大好き。50歳を過ぎて、この電大という形でライブハウスツアーができるのはほんとうに嬉しい」と感慨深げだった。 

 10月23日(火)からは、10月20日(日)に還暦を迎える川西を祝うべく、電大の新たな秋のツアー「ちいさいあき、ちいさい秋、ちいさい空き見つけツァー」がスタートする。こちらもぜひチェックしてほしい。

 そしてなんと、ライブ終了後のメンバーからメッセージが届いた! 原文ママにてお届けします!

<川西幸一>
こんにちは、週刊大衆ではおなじみの川西です。
記事にもあるように、ユニコーンと共に、全国各地でみんなの鼓動を感じられる小さな場所で電大のライブが出来る事、そして演奏はもちろんですが、手の届くところにあるたくさんの笑顔に逢える事に幸せを感じてます。
これからもずっと、宝物のようなこの空間を大切にして歩んで行こうと思ってます。
よろしくね。 

<手島いさむ>
これからもゆるく楽しく活動していけたら良いなと思います。
楽しい音楽をやっていきます!

<EBI>
抱腹絶倒! 魔のトライアングルスリーピース!
一度ハマると抜け出せない! 是非ライブにお越しください! お待ちしてます! 

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https://den-dai.com/

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