村上信五(関ジャニ∞)
村上信五(関ジャニ∞)

 9月19日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、今月いっぱいで関ジャニ∞を脱退し、ジャニーズ事務所を退所することを発表した錦戸亮(34)とグループの今後について報じている。

 関ジャニ∞といえば、音楽フェス『METOROCK』への出演やレギュラー番組の『関ジャム 完全燃SHOW!』(テレビ朝日系)などからも分かるように、アイドルでありながら各メンバーが楽器を本格的に演奏し、バンド活動にも力を入れているグループである。

 長年、渋谷すばる(37)がメインボーカルとギター、錦戸、安田章大(35)がギター、丸山隆平(35)がベース、大倉忠義(34)がドラム、横山裕(38)がパーカッションとトランペット、村上信五(37)がキーボード、というスタイルをとってきた。

 ジャニーズきっての歌唱力を持ち、作詞作曲も行う渋谷がメインボーカルとしてグループをけん引し、トップアイドルとバンドという2つの顔を関ジャニは確立してきた。

 しかし、渋谷は2018年いっぱいでグループから脱退し、事務所を退所。圧倒的な歌唱力を持つ渋谷を失ったことはグループにとって大きな痛手となった。

「渋谷は、その歌声に癖があり、歌い方も独特なタイプです。それまで関ジャニは渋谷ありきで曲を作っていたようなところもありました。残されたメンバーは、渋谷が脱退することで何よりも音楽活動について心配していたでしょう。番組の最後にゲストアーティストと毎回セッションする冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)も好評で、ようやく世間にも『関ジャニ=バンド』というイメージがついてきたところでの脱退でした」(レコード会社関係者)

 渋谷の脱退後、メインボーカルを務めることになったのは錦戸だ。ジャニーズJr.時代から、ジャニーズ内でトップの人気を誇り、現在もグループの中心的メンバーである。

「渋谷脱退後、錦戸はボーカルとして定評のある低音を活かし、関ジャニの音楽を支え、今年の5大ドームツアーも成功に導きました。しかし、錦戸は今月いっぱいでグループを脱退し、事務所を退所することが決まっている。ドラマや主演映画が好調な錦戸は、本格的に俳優業に注力するために独立するのではないか、という噂もありましたが、退所後は渋谷同様、ソロアーティストとして活動していくとみられ、すでに自身の公式ホームページ開設に向けて独自ドメインを取得しているといいます」(前出のレコード会社関係者)

 錦戸は「1人でも欠けたら、関ジャニは活動を終えるべき」とメンバーに語り、昨年10月頃からグループの解散や脱退したい意向を露わにしていたと『週刊文春』では伝えている。

「ファンの間では、関ジャニは仲のいいグループとして有名でした。昨年4月の渋谷の引退会見でも、メンバーたちは涙を流しながら渋谷の脱退への悔しさや今後のグループとしての活動についての意気込みを話していました。しかし、渋谷が脱退を決意して以降、錦戸の脱退の意思は固く、グループを守りたい、横山や村上をはじめとする、他メンバーとの対立もあり、最終的には孤立していったようです」(前同)

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