■テレ朝会長をファーストネームで呼ぶ米倉
テレビ朝日の視聴率女王へと昇りつめた米倉は、同局の早河洋会長とも懇意にしている。
2012年11月の『週刊ポスト』では、米倉と早河会長がテレ朝局内でばったり遭遇すると、米倉は大声で「ひろし~!」と、会長を下の名前で呼び、局員は冷や汗を流していると報じている。
「米倉さんと早河会長は直接電話で話す機会も多いそうですよ。ドラマの視聴率について彼女は放送日の翌日に直電し、“ひろし、昨日は何%だった”と、親しげに話しているなんて話も出回っています。“テレ朝のドン”と言われる早河会長に直電し、下の名前で呼ぶなんて並みの女優じゃ絶対に無理。“ドラマの女王”・米倉さんにしかできないことですよね。米倉さんがテレ朝ドラマの女王だとすれば、王様は『相棒』シリーズで主演を務める水谷豊さん(67)でしょうね」(制作会社関係者)
2000年にスタートし、現在も安定的に高視聴率を記録する人気ドラマシリーズ『相棒』。『ドクターX』と同様、この10月より新シリーズ『相棒 season18』がスタートする。
昨年3月に都内の高級ホテルで行われた、『相棒 season16』の打ち上げと、放送回数300回突破を記念したセレモニーに早河会長は顔を出し、「今度は600回までやっていただきたい。600回となれば水谷さんは81歳。80歳はまだ若い!」とスピーチしている。
「ドラマの打ち上げにも顔を出すほどですから、早河会長は水谷さんにいつまでも『相棒』を続けてほしいということでしょう。『相棒』は何より、主人公の杉下右京を演じる水谷さんがあってこそですからね。そのため、キャスティングにも彼の意向が大きく反映されるようなんです。
コンビを組む俳優も、寺脇康文さん(57)、及川光博さん(49)、そして成宮寛貴さん(37)は事情が事情ですが、短期間で交代しています。鑑識課の米沢守役で人気を博していた六角精児さん(57)も昨年降板していますが、これも水谷さんの意向なのではないかとささやかれましたね。後日、六角さん自身がテレビ番組でスケジュールの調整がつかなくなったと明かしていましたが……。また、今年春の『相棒 season17』で降板した鈴木杏樹さん(49)は、水谷さんの大のお気に入りで、家族ぐるみのつき合いもあるそうですが、水谷さんから受ける寵愛のプレッシャーに耐えられなくなったという話も聞こえてきています」(前同)
テレ朝会長をファーストネームで呼ぶという女王・米倉、キャスティングをも左右する王様・水谷。テレ朝の経営にも影響を及ぼすという2つの連続ドラマシリーズ。絶対権力者の両者が主演を張り続ける限り、テレ朝は安泰なのかもしれない。