次世代のエンターテインメントとして、現在人気を博しているVTtuber。そこに、リアルで活躍するアイドルが融合&共演するというまったく新しいイベント「It's a Virtual&Real Pop World!」が2019年9月14日(土)、池袋HUMAXシネマズで開催された。
同イベントとは、つんく♂が代表を務めるTNX株式会社と、リアルとバーチャルの融合で新たな体験を創造するxR Tech(エックスアールテック)カンパニーのバルス株式会社が共同で開催した、人気VTuberとリアルアイドルがつんく♂ミュージックで共演するイベントのこと。
バーチャル・シンガーの初音ミクと歌舞伎役者・中村獅童が共演する「超歌舞伎」など、バーチャルとリアルが同じステージで共演するイベントやライブはここ数年で増えてきているが、「アイドル」をテーマにしたものはまだ多くはない。さらに、そこに「つんく♂ミュージック」という新しい要素を採り入れた、「アイドル」に焦点を絞ったイベントといえる。
気になる出演者だが、バーチャル側からは今年6月に日本人Vsingerで初めてベトナム・ホーチミンのフェス「TOUCH FES 2019」に出演した「香坂美充」(こうさかみあ)、モーニング娘。の元メンバーである飯窪春菜がプロデュースする「Ni-na」(ニーナ)、ホロライブ所属の自称エリート巫女VTuber「さくらみこ」、チャンネル登録者数24.2万人(2019年9月現在)を誇るVTuber界のアイドル「ときのそら」の4人の出演が事前に発表されていた。
対するリアル側の出演者は、8月13日につんく♂サウンドプロデュースの7thシングル『Be lonely together』を発売したばかりのアップアップガールズ(2)から選抜メンバーの吉川茉優と高萩千夏、そして『妖怪ウォッチ』のオープニングテーマなどを担当する「キング・クリームソーダ.」のボーカル・小室さやかと、『スナックワールド』のテーマソングを歌う寺田真奈美の2人によるテクノポップユニット「Alom」(アロム)という、いずれもつんく♂と関わり深い2組の出演が決定していた。
イベント当日。観客に事前に知らされていたのはイベントの出演者と概要のみで、出演者がどんな順番、どんな組み合わせで登場するのか分からない状態でイベントはスタートした。会場が暗くなると、まずは天の声(MC)を担当する「円城enjoy」氏の声が会場内に響く。天の声が「盛り上がる準備出来てますか~!?」とあおると会場内の温度は一気に上がり、「まずはバーチャルアーティスト4名続けてのライブ! トップバッターはVシンガーの香坂美充です!」と最初のパフォーマーを紹介し……。
次回からは「It's a Virtual&Real Pop World!」のライブの様子をお届けしよう。
(取材・文=鎌形 剛)
「It's a Virtual&Real Pop World!」リポート
- vol.1つんく♂ミュージックで、人気VTuberとリアルアイドルが共演!「It's a Virtual&Real Pop World!」徹底レポート1/4
- vol.2つんく♂ミュージックで、人気VTuberとリアルアイドルが共演!「It's a Virtual&Real Pop World!」徹底レポート2/4
- vol.3つんく♂ミュージックで、人気VTuberとリアルアイドルが共演!「It's a Virtual&Real Pop World!」徹底レポート3/4
- vol.4つんく♂ミュージックで、人気VTuberとリアルアイドルが共演!「It's a Virtual&Real Pop World!」徹底レポート4/4