相葉雅紀(嵐)
相葉雅紀(嵐)

 9月24日、11月9日に執り行われる「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、嵐が奉祝曲の歌唱を担当することが、都内で行われた同祭典の企画発表会見で発表された。奉祝曲は3部構成となり、嵐は第2部の祝賀式典で歌唱を披露する。

「この祭典は、国会議員、財界、スポーツ界などの有志が主催するもので、当日は天皇陛下がお言葉を述べられ、安倍晋三首相も出席する見込みです」(スポーツ紙記者)

 奉祝曲は、NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』や『ひよっこ』などで脚本を担当した岡田惠和氏が作詞、アニメ『マクロス』シリーズをはじめ、アニメ、ゲーム、CM、映画、ドラマなどで音楽を手がける菅野よう子氏が作曲を担当。今年6月に開催された「G20大阪サミット」の各国首脳を歓迎する行事でも演奏を披露したピアニストの辻井伸行氏がピアノを弾き、嵐が歌唱を担当することになるという。

 祭典の総合演出を手がける黛りんたろう氏は、嵐の起用理由について「国民的歌手であるということ。幅広い世代に親しまれている。アーティストとしての実績はもちろんだが、とにもかくにも国民に非常に親しまれている」と話している。

 櫻井翔(37)は「お祝いの会に少しでも花を添えられるよう心を込めて精いっぱいパフォーマンスしたい」と、コメントを出した。

 9月24日発売の『女性自身』(光文社)でも、嵐が「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、パフォーマンスをすることを取り上げている。

 記事によると、今回の祭典でパフォーマンスを披露すると最初に聞かされた際には、嵐のメンバー全員が「俺たちでいいの!?」と驚いたとともに「本当に光栄です」と恐縮していたという。

「『女性自身』の記事で驚いたのは、嵐が選ばれた背景。天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまが“嵐ファン”だったことも大きい、ということなんです。中学校2年生だった頃、学校のご友人とはジャニーズのことをよく話されており、特に相葉雅紀(36)の名前をよく挙げられていたとか。また、学習院OGによる合同演奏会に参加された際には、チェロで嵐の『サクラ咲ケ』を披露されたこともあったといいます」(前出のスポーツ紙記者)

 過去には、1999年、現上皇陛下の天皇陛下即位10年をお祝いする祭典や式典では、X JAPANのYOSHIKIが奉祝曲『Anniversary』を披露。2009年、20年のときにはEXILEが、即位30年となった今年2月には三浦大知(32)が、歌唱やパフォーマンスを披露している。ジャニーズ事務所のグループが皇室行事でパフォーマンスをするのは今回が初めてのこととなる。

「愛子さまのご期待もあるでしょうから、メンバーもこれまでにないプレッシャーを感じているかもしれません。また、これまではYOSHIKI、EXILE、三浦大知と、アーティストとして知られる人物やグループが起用されていますが、嵐はアーティストというよりアイドルのイメージが強いですからね」(前同)

 同祭典で嵐が歌唱を披露するという発表を受け、「うーん……嵐は不要だと思う」「厳かな儀式って思ってましたけど……」「1ファンとしては、嬉しいよりも、複雑です。こういう仕事は、本職ミュージシャンの方がされるのが良いのでは。彼らはアイドル(エンターテイナー)ですから」といった、心配の声も上がっている。

 心配の声をはねのけ、国民的グループとして素晴らしいパフォーマンスを披露する、嵐の雄姿を期待したい。

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