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 9月15日に行われた「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)の開会式で、国歌独唱を務めたコブクロ小渕健太郎(42)。

 ネット上では小渕の歌った『君が代』に対して「ひどすぎる」「放送事故」「コウメ太夫かと思った」などの厳しい声が上がっている。

 というのも、小渕は出だしから異様な高音で歌い出し、中盤にかけて息も絶え絶えに。終盤には通常裏声で歌う部分で地声が出てしまった。

「緊張しすぎました」と自身の歌を振り返った小渕だが、音楽関係者もこのように語っている。

「『君が代』はクライマックスにかけて高音になっていくメロディーなので、出だしのキーを間違えると取り返しのつかないことになります。『君が代』は音域も広く実は歌うのがとても難しい曲です。国歌独唱で失敗した歌手は小渕さんだけではありません。ただ、小渕さんのように高音で始めてしまうと相当苦しくなってしまいます。それでも最後まで歌い上げた点については評価したいですね」

 YouTubeにアップされた小渕の『君が代』動画は、500万回再生を記録している。小渕の熱唱から1週間後の9月22日、布袋寅泰(57)がインスタグラムに「擁護もしない。しかし否定もしない。ただ、力ある素晴らしいシンガーの一度のミスを、寛大に受け入れようとしない風潮を、僕はとても寂しく思う」とコメントしたことで、また再生回数は伸び続けているようだ。

 小渕の国歌独唱からわずか5日後、『君が代』でプロミュージシャンとして実力を見せつけたのが、9月20日、「ラグビーワールドカップ2019」の開幕戦である日本vsロシア戦で国歌独唱を務めた歌手の平原綾香(35)だ。

「これまでにも何度となく国家斉唱を務め上げた経験のある平原ですが、今回も持ち味のハスキーボイスを活かし、力強く『君が代』を歌い上げ、観客や選手を魅了しました。実際に平原の独唱を聴いた観客からは“国歌で平原さんの右に出る者はいない”“魂が震えた”などの感嘆の声が相次ぎ、日本代表が見事ロシアに快勝したことから、平原を“勝利の女神”と称える声も見受けられました」(前出の音楽関係者)

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