滝沢乃南
※画像は滝沢乃南『PEACH(DVD付)』より

連載企画『グラビアアイドル歌謡の世界』
第3回 滝沢乃南『PEACH』(2008)

 平成という時代を水着姿で彩ってくれた、グラビアアイドルという存在。実は彼女たちの多くは、CDという形で名曲・駄曲・珍曲を残してくれている。ここではそんなグラビアアイドル歌謡を改めて聴きながら、彼女たちの思い出を語ってみたい。

 湘南乃風のライブは見たことがないけれど、滝沢乃南のライブなら見たことがある。

 2008年の11月。グラビアアイドルとしてベテランの域に達していた彼女は、メジャー・デビューアルバム『PEACH』を発表し、バンドを率いてロック調のライブを何回か披露した。MCはぎこちなかったけれど、歌は予想以上に上手くて、大きな声で堂々と歌っていたのを覚えている。

 滝沢乃南のグラビアデビューは2002年。当時まだ高校生でありながら、ボリュームたっぷりの規格外の巨乳と恵体、美しい黒髪にミステリアスな美貌を誇り、大型新人として早くから注目を集めていた。

 事務所が大手ではなかったからなのか、彼女のグラビアはメジャーな青年漫画誌よりも大人向けゴシップ誌に載ることが多く、テレビでの露出もほぼ皆無。大ブレイクすることなく、しかし根強い人気を誇りながら、彼女はキャリアを重ねていった。

 グラビアを長年続ける中で増量してしまうこともあり、ファンからは愛をこめて「滝乃南」という四股名をつけられたこともあった。それでもキャリア6年目の2008年には、身体的コンディションをベストに整えて人気もピークに達し、念願だったという歌手デビューも果たしたのだった。

 アルバムに収められた表題曲『PEACH』は、彼女自身の半生を投影させた歌詞を歌い上げる、ロッカバラードの隠れた佳曲だ。母親にPEACHと名付けてもらい(デビュー時に桃香と名乗っていたのがたぶん本名)、幼稚園と小学校を経てバスケ部に入って恋に目覚め、少女から大人へと変わり、今後も「ハッピーな人生」を送る。そんな決意を込めた曲を、目をキラキラさせながらライブでも歌っていた。

 2008年はちょうどAKB48のブレイク前夜。時代はグループアイドル戦国時代へと一気に傾いていく、グラビアアイドル冬の時代が訪れ、滝沢乃南の楽曲も話題になることはなく、彼女は表舞台から姿を消した。

 その後は結婚報告も行い、現在は舞台俳優として活動を続けているらしい。彼女のTwitterを読む限りでは、今もハッピーな人生を送っているのだと思う。

(文・真実一郎 https://twitter.com/shinjitsuichiro

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