全ての写真を見る１０月７日、テレビ朝日本社で１７日からスタートする『ドクターＸ～外科医・大門未知子～』の新シーズン制作発表記者会見が行われた。
この日は主演の米倉涼子（４４）をはじめ、西田敏行（７１）、岸部一徳（７２）、遠藤憲一（５８）、勝村政信（５６）、鈴木浩介（４４）といったお馴染みのキャストに加え、市村正親（７０）、ユースケ・サンタマリア（４８）、河北麻友子（２７）といった新キャストも揃い踏みし、豪華な会見となった。
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２年ぶりに主人公・大門未知子を演じる心境を問われた米倉は、「久しぶりなので緊張しますし、皆さんにお会いできてうれしいです」と心境を語ったが、続けて「このドラマの前に、アメリカと日本でミュージカルをやっていたんですが、その１か月前に『低髄液圧症候群』という病気にかかっていました」と衝撃の告白。
「真っすぐ歩けなくなったり、やる気がなくなったってしまったりという状態で、このまま『ドクターＸ』もできなくなってしまうんじゃないかというとこがありました」とつらい闘病の日々があったことを説明した。
その後、このドラマの監修をしている脳外科医らに相談し、無事病状は回復。この経験を踏まえ、米倉は「お医者様に頼る気持ちとか、的確なアドバイスと処置をすぐに求める気持ちが、本当に実感できました」と話し、「そういうことができる大門未知子という役に挑めるので、気合が入っています」と力強くコメントした。
そんな米倉の凄みは共演者にも伝わっているようで、外科医・原守を演じる鈴木は、「（ドラマの有名な決め台詞である）『私、失敗しないので』の威力がすごいんですよね！ 皆さんもオンエアを観て、鳥肌がたったかどうか書き込みをよろしくお願いします！」とアピール。
また今回新キャストして登場する河北は、「初めて出演させていただくなか、皆さんは何年も出演されているので、居心地の悪い現場なんじゃないかと正直思って入ったんですけど……」と爆弾発言。これには出演者全員が苦笑してしまったが、続けて「でも皆さん本当に優しくて、西田さんからは『いつもテレビで観ているよ』って言っていただけて、いままで一生懸命仕事してきて良かったなと思いました」と嬉しそうににコメントした。
その後、記者からキャスト一同に「これだけは『私、失敗しないので』と言えるくらい自信をもっていることはなんですか？」という質問がながかけられ、これにユースケが「仕事選びです。だから、今ここにいます」と力強くコメントすると、思わず会場から拍手が沸き起こった。
またお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾（３６）が、「差し入れは失敗しないですね。そこはやっぱり“チャラ男”でやらせて頂いているんで、米倉さんはじめ、女性の好みは把握しています」と自信満々にコメントしたが、米倉から「最初の差し入れ覚えてます？」と質問されると態度が一転。藤森は「最初だけすごい失敗しました！ 夜の１０時にドーナツを差し入れしてしまって……」と反省し、「それからはちゃんと考えるようにして、いまは失敗してません！」とコメント。会場の笑いを誘った。
また別の記者から「新シリーズスタートにあたり変わったこと、変わらないことは？」と質問された遠藤は、「さっきの涼子ちゃんのあいさつにあった病気のことを全然知らなかったんですけど」と前置きし、「（米倉は）こういう会見のときいつもはテンションが上がってシッチャカメッチャカになっちゃうのに、理路整然と説明していてビックリしました」と発言。これには米倉自身が爆笑していた。
また勝村は、「ぼくらキャストの面々はこの６年間公私ともに密接に関わっておりまして、涼子ちゃんの闘病や、今までの積み重ね、新しいキャストの皆さんからの刺激も受けて、いままでとは一味違ったドラマになる思います」と思い入れたっぷりにコメント。が、すぐに「真面目な話しをしちゃってすみません。あと３０分しゃべらせていただいて……」と立ち上がろうとしたところを横にいた藤森に制され、しっかりオチをつけた。
またこの日キャストと共に登壇したこのドラマの脚本家・中園ミホ（６０）が、「大門の決め台詞『私、失敗しないので』は、ロンドン五輪で金メダルに輝いた柔道家・松本薫（３２）の発言からインスパイアされたんです」と打ち明けられると、スペシャルゲストとして松本本人がステージに登場。「皆さん体には気を付けて頑張ってください」とエールを送られたキャスト一同は、メダリストからの温かい応援に満面の笑みで喜びを表していた。
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