伊藤健太郎
伊藤健太郎

 芸能人はほとんどが芸名で活動しているが、いろんな事情で途中で改名する場合がある。そこで、最近注目のイケメン俳優たちが芸名を変えた、意外な理由を調べてみた。

 NHKの大河ドラマいだてん』で、主人公の金栗四三(中村勘九郎)の弟子で、幻となった1940年の東京オリンピックに翻弄されたマラソン選手・小松勝役の仲野太賀。彼は同じく俳優である中野英雄(54)の次男で、今年の6月24日に芸名を「太賀」から「仲野太賀」に改名している。

 これついて仲野は、9月5日放送のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)にゲスト出演した際、「最初は親の存在を隠したくて“太賀”だったんですが、新しい仕事も入り、このままだと(隠したまま)乗り切れないんじゃないかと、区切りとして“仲野太賀”にしました」とコメント。続けて、本名の中野から“にんべん”がついている仲野にしたことについて、公式のプロフィールでは「“仲間”との出会いが俳優人生の財産と実感したことから、“仲野”の表記を選んだ」としているが、実際は「(中野は)なんかしっくり来なくて、“にんべん”を入れて“仲野太賀”にしたら、俳優っぽい! 俳優っぽい! ってなった」と、笑いながら語っていた。

 昨年秋に放送された人気ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でブレイクした伊藤健太郎は、21歳の誕生日を迎えたことを機に健太郎から改名したという。この発言があったのは、18年7月21日放送の、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『健太郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)でのこと。

 伊藤は芸名を「健太郎」から、本名の「伊藤健太郎」に改名した理由について、自身の誕生日であったことと、当時撮影中だった『今日から俺は!!』での役名が「伊藤真司」ということもあり、芸名に「伊藤」と名字をつけることにしたという。また、出演映画の舞台あいさつで、司会者から「伊藤さん」と呼ばれたことについて、まだ本名で呼ばれることに慣れていないと、放送で明かしていた。

 日本を代表する映画スターとして海外でも有名な、俳優でアクション監督の千葉真一の息子である、俳優の新田真剣佑は、17年5月に所属事務所を移籍したことを機に、「真剣佑」から「新田真剣佑」に改名。名字を本名の「前田」や、父と同じ「千葉」にもしなかった理由について、真剣佑は当時出演した映画『ちはやふる』が関係していると明かしている。

  1. 1
  2. 2