■小島よしおのオススメ沖縄料理
〈熊本〉
昨年3月、生まれ故郷・熊本に活動拠点を移し、地元テレビ局を中心に芸能活動をしている井出らっきょは、「馬刺しの本場・熊本でも飛び抜けてうまい専門店がある」と言う。「市内にある馬匠って店なんだけど、馬刺しはヒレ、バラ、ハツと部位ごとにいろんな種類があるんです。こないだレバーを食べたら、コリッコリしててね。うまいんですよ」
また、幼い頃から親しんだ懐かしい味といえば、コレだという。「太平燕って書いてタイピーエンと読み、とんこつスープをベースに野菜や豚肉やエビ、春雨を入れた料理でね。熊本では給食にも出されるポピュラーな郷土料理なんだけど、市内にタイピーエンを出す店が何店舗かありますよ」
〈沖縄〉
最後は沖縄県久米島出身で、子どもを中心に再ブレイクの兆しのあるお笑い芸人・小島よしおが勧める郷土の味。「沖縄には“くんち”という言葉がありましてね。根性とかスタミナという意味なんだけど、くんちをつける沖縄料理がいろいろあるんですよ」
中でも、久米島の母親が作ってくれたくんち丼が、今も忘れられないという。「ご飯の上にトロトロに煮込んだラフティ(豚の角煮)とゴーヤ、それにキムチを乗っけて甘いタレをかけた丼なんですが、これがうまいし、スタミナがつくんですね。僕は毎日16時間ぐらい勉強して早稲田大学に受かったんですが、これも母のくんち丼のおかげだと思っています」
どこで食べられるのか?「母が営んでいる沖縄料理屋オオ・ハッピーです。今も看板メニューなので、ぜひ食べてみてください!」
趣旨からずれて宣伝のような……と訊ねたところ、「そんなの関係ねぇ!」と、力強く言い放った。(文中敬称略)