皐月賞、NHKマイルCと、春のG1戦線をともに戦ったファンタジストをパートナーに挑んだ“電撃の6F”G1スプリンターズS。一か八かの大勝負……考え抜いた末、16番の大外枠から、勝てるとしたら、これしかないという先行策を選択しました。
結果は、最後の直線でバタバタになってしまい、シンガリ負け。負けた悔しさはありますが、でも、後悔はしていません。
ここは素直に、勝ったタワーオブロンドン、騎手のC・ルメール、藤沢和雄先生と厩舎の皆さん、生産したダーレー・ジャパン、オーナーのゴドルフィンに、拍手を送りたいと思います。
今回はうれしいニュースもあります。
スプリンターズSの2つ前、中山9Rとして行われた2歳1勝クラスのサフラン賞(芝1600メートル)で、手塚貴久厩舎のマルターズディオサとコンビを結成。スタートは出遅れましたが、そこから流れに乗って、最後もしぶとい脚を見せてくれました。
見た感じではちょっと分かりづらいのですが、身のこなしがすごく柔らかくて、先々がとっても楽しみな一頭です。
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