西田敏行
西田敏行

 俳優の西田敏行(71)が、10月18日放送の『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ系)の中で、11月22日の放送を最後に番組を降板する番組を降板することを発表した。りゆうについて西田は「11月22日の放送で詳しく申し上げたい」と述べている。

 西田は、初代探偵局長の上岡龍太郎(77)の後任として、2001年1月から約19年にわたり、2代目局長を務めていた。

 この発表にネットでは、「ただただ悲しい。あの涙は嘘じゃないから涙も人柄も一杯溢れてるから」「最初は上岡局長とのギャップに戸惑ったけど、自然と馴染んでいったなぁ……」と、長年局長を務めた西田の降板を悲しむ声が相次いで上がった。

「西田さんの体調を心配する声や、3代目局長が誰になるのかなど、番組の今後を案ずるさまざまな声が飛んでいます。ただ、それ以上に深刻なことがあります。それは、ここ最近の番組内容の劣化ですよ。30年以上の歴史ある番組ですが、西田局長の降板で、いずれ番組の存続も危ういのではないか、と関係者の間ではささやかれています」(制作会社関係者)

『ナイトスクープ』は1988年3月より放送がスタート。過去には日本民間放送連盟賞最優秀賞を2度受賞したほか、90年代には30%近い視聴率を記録することもあった伝説的番組として知られる。

「『ナイトスクープ』はバラエティ番組ではありますが、寄せられた視聴者の依頼を、探偵とスタッフが一丸となって真剣に解決する番組で、その必死で取り組む過程が最大の見所でした。ところが、ここ最近は、視聴者からの依頼を探偵が解決せずに、ウヤムヤにして終わる回もあります。特に放送作家のA氏が担当する回は、企画がグダグダのまま終了することもあり、視聴者から“ポンコツ”との批判の声も上がっています」(前出の制作会社関係者)

 6月7日放送の『ナイトスクープ』では、「鍋でキュウリを茹でると熱々になる理由を調べてほしい」という依頼で、ハライチ澤部佑(33)とA氏が担当となり調査を開始。しかし、実際にキュウリを茹ででみても普通の熱さにしかならず、企画は盛り上がることがなく、何とかしようとした澤部が、A氏らスタッフのポンコツぶりをイジるという展開に。最後には澤部がA氏らとともにダンスを披露して終了という、グダグダな放送内容となった。

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