羽生結弦選手
羽生結弦選手

 フィギュアスケーターの羽生結弦(24)が10月25日(日本時間26日)に開幕するグランプリシリーズ第2戦・スケートカナダに出場する。

「羽生はこれまでに2013年、2015年、2016年とスケートカナダに出場していますが、なぜかすべて2位にとどまっています。大会が行われるカナダは、現在の羽生が練習拠点として暮らしている“第二の故郷”のような場所。それもあって“今年こそは何がなんでも金メダルを”との気持ちも強いのではないでしょうか」(スポーツライター)

 羽生は17歳の春にカナダのトロントに練習拠点を移し、今年で8シーズン目になる。

「羽生は現在、トロント郊外の閑静な住宅街にある名門・クリケットクラブで、ブライアン・オーサー率いる名だたるコーチ陣に師事。エフゲニア・メドベージェワ(19)やジェイソン・ブラウン(24)といった仲間とともに練習に励む日々を送っています。クラブでは皆、とても仲が良いそうですよ。羽生の誕生日にはサプライズで選手やコーチ、スタッフがお祝いをしたこともあるようです。でも実はクラブの仲間からだけではなく、彼はトロント市民からもとても愛されているんです」(前出のスポーツライター)

 それを象徴するのがちょうど2年前の2017年、平昌五輪直前のある出来事だ。

「2017年のNHK杯の練習中に右足関節外側靭帯を負傷し、羽生がトロントでリハビリに専念していた時期がありました。その年の12月、羽生23歳の誕生日にトロント郊外のバス停に、突然“あるポスター”が掲出されたことを当時『女性自身』(光文社)が報じたのです。

 そのポスターには、衣装をまとった羽生の写真に『Happy Birthday Yuzu』の文字が添えられていました。彼の怪我のことを知った地元の人たちが、羽生を応援するために手作りしたようです。そのポスターを見た羽生自身も“すごい”と感激した様子だったと伝えられました」(前同)

 また羽生にも“トロント愛”があるようだ。

「様々なメディアのインタビューのなかで、トロントについて“自然が豊かできれい”“とてもリラックスできる”などと話すことがあります。羽生の地元、仙台も自然が多いので、仙台と重ね合わせて懐かしさを感じることもあるのではないでしょうか。愛情深い羽生のことですから第二の故郷・トロントのことも、きっととても大切に思っているに違いありません」(前同)

 注目の男子ショートプログラムは日本時間10月26日の午前に行われる予定。全力で応援したい。

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