爆乳三国志
※画像は爆乳三国志『爆乳音頭/爆乳マンイーター [CD+DVD]』より

連載企画『グラビアアイドル歌謡の世界』
第4回 爆乳三国志『爆乳音頭』(2009)

 平成という時代を水着姿で彩ってくれた、グラビアアイドルという存在。実は彼女たちの多くは、CDという形で名曲・駄曲・珍曲を残してくれている。ここではそんなグラビアアイドル歌謡を改めて聴きながら、彼女たちの思い出を語ってみたい。

 献血ポスターに巨乳キャラのイラストを使うのは是か非か、という巷の騒動を眺めながら、爆乳三国志のことを思い出していた。

 爆乳三国志とは、グラビアアイドルの手島優助川まりえMAOが2009年に結成した巨乳アイドルユニットで、キャッチフレーズはズバリ「おっぱいは地球を救う」。

 地球規模の巨乳至上主義を掲げた彼女たちは、肌もあらわな中華風コスチュームに身をつつみ、『爆乳音頭』という曲でシングルデビューを果たした。「寄せて寄せて! あげてあげて! そ〜れそ〜れそ〜れそ〜れ!」というかけ声から始まるアッパーなダンス・チューンで、バニラ求人のテーマソングを先取りしたような、突き抜けた中毒性があった。

 彼女たちが主演する、爆乳三国志のショートムービーも制作された。現代の高校を三国志に見立てた低予算のヤンキードラマで、手島優が劉備、助川まりえが関羽、MAOが張飛をそれぞれ演じていた。

 ちょうど当時、助川まりえが好きだったので、彼女のブログをたまに読んでいたら、ある時からブログのコメント欄が荒らされ始めたことに気がついた。三国志のガチなファンたちが、爆乳三国志を弾劾していたのだ。

 ブログは既にアカウントごと削除されているので、もう詳細は確認できないけれど、三国志マニアたちから「三国志を侮辱するな」「にわかファンが三国志を弄ぶな」といったコメントが寄せられ、それに対して彼女が「三国志を真面目に愛しています」的な弁明文を書かざるを得ない状況だった、と記憶している。

 三国志警察の気持ちは分からないではない。『爆乳音頭』の歌詞は、三国志とは全く関係がなく、三国志を雑に扱っているのは明らかだったからだ。百歩譲って関係がありそうな個所は「寄せチャイナ 揺らしチャイナ おっきな方が スキでしょ?」という部分だけ。弁解しようにも無理がある。

 でも、こんな歌詞だからこそ、爆乳三国志はグラビア愛好家たちに向けた「ただの悪ふざけ企画」であることは誰にとっても自明だと思っていた。そんな小さな祭りに冷や水を浴びせるようなこの顛末に、当時は結構驚いた。助川まりえはこの後ほどなくして休業・引退してしまうけれど、この三国志騒動が遠因になったのでは、と思っている。

 あれから10年が経ち、日本はずいぶんと変わった。ネットでの炎上は日常茶飯事となり、ポリティカル・コレクトネスの意識は急速に高まり、なにかを発信する際は、あらゆるリアクションを想定して配慮する時代になった。爆乳三国志も、今だったら<三国志>より<爆乳を笑いに結びつける>という部分の是非が議論されるのかもしれない。

 ちなみに『爆乳音頭』はその後、ネットでさまざまな巨乳二次元キャラとコラボさせた動画が投稿されるなど、定番ソングとして細く長く愛され続けている。

  ♪
日本を救う 世界を救う 宇宙を救う
爆乳! 爆乳! は〜どっこい!
爆乳! 爆乳! は〜どっこい!

(文・真実一郎 https://twitter.com/shinjitsuichiro

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