米倉涼子
米倉涼子

 10月17日、女優の米倉涼子(44)が主人公を演じる「私、失敗しないので」のセリフでおなじみの木曜ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の、第6シーズンがスタートした。

 第1話の平均視聴率は20.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、24日放送の第2話も平均視聴率19.0%を記録し、今シーズンの『ドクターX』も“絶対に失敗しない”スタートを切った。

『ドクターX』は2012年のスタート以来、第5シリーズまで、平均視聴率20%以上が当然、というお化け番組。国民的ドラマシリーズとなり、米倉にとっても、代表作といえる作品となった。

 10月21日発売の『女性自身』(光文社)では、『ドクターX』を手掛け、10月17日に著者『私、失敗ばかりなので:へこたれない仕事術』(新潮社)を出版したテレビ朝日のエグゼクティブプロデューサー・内山聖子さん(54)のインタビューを掲載している。

 米倉と内山さんとの出会いは、2004年放送のドラマ『黒革の手帖』だったという。

『女性セブン』のインタビューで内山さんは、同作での主演を米倉にお願いしようとあいさつに向かった際、米倉から「私、女性のスタッフ苦手なんですよね」と言われ、第一印象は最悪だったと明かしている。

「内山さんは米倉さんのひと言にカチンときたそうですが、自分の気持ちに正直で、スッピンも美しい米倉さんの顔を目にして、“面白い悪女”になると確信したといいます。その後も、米倉さんと内山さんのタッグで、『交渉人〜THE NEGOTIATOR〜』『ナサケの女〜国税局査察官〜』といったヒット作を生み、その集大成が『ドクターX』です。内山さん自身も今や、テレ朝ドラマ部の“女帝”と言われるほどの存在感を放っています」(制作会社関係者)

 内山さんはテレビ朝日入社当初、秘書室に配属されたものの、いつか制作部に異動してドラマを作るときのために、人間観察を欠かさなかったと話す。秘書時代、エレベーターに社長や役員がエレベーターに乗ってきたら、社員は先に乗っていても降りなければならないといった、暗黙のルールに違和感を覚えたという。そんな、組織やルールに忖度しないヒロインとして、『ドクターX』の主人公・大門未知子が生まれたと明かしている。

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