フィギュア紀平梨花、表彰台でまさかの「大珍事」勃発⁉の画像
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 グランプリシリーズの第2戦、スケートカナダの女子フリーが27日に行われ、ロシアの15歳、アレクサンドラ・トゥルソワ(15)が3度の4回転ジャンプを成功させ逆転優勝。ショートで首位だった紀平梨花(17)は2度のトリプルアクセルを着氷させたものの2位に、韓国の新生、ユ・ヨン(15)が3位という結果になった。

「“トリプルアクセル”“4回転”という女子フィギュア新時代の超絶テクニックを持った選手が並んだ表彰式でした。ですが、表彰式の映像を見て、驚いた人も多かったのではないでしょうか。なんと3人がまるで示し合わせたかのように同じ色の衣装を身にまとっていたのです」(スポーツライター)

 トゥルソワは濃いブルー、紀平は薄いブルー、ヨンは紫がかったブルーと微妙な違いはあったものの、3人ともが青のドレスで表彰台に上がった。

「白いスケートリンクに青系は映えますから、もともと女子の衣装で人気のカラーではありますが、表彰台3人の衣装の色がそろうことはめったにないので珍しい光景でした。映画祭などのイベント時に女優陣の“衣装かぶり”が問題になることがありますが、スケート界ではもちろん問題ありません。問題どころか、今回の大会ではブルーを身に着けた選手が大活躍。パーフェクトな演技をしてショート10位から6位まで順位を上げた本田真凛(18)も鮮やかなブルーの衣装が印象的でした」(前出のスポーツライター)

 実は女子フィギュアのブルーの衣装には良いジンクスがあるという。

「オリンピックではブルーの衣装を身に着けた選手が優勝することが多いんです。2006年のトリノ五輪で優勝した荒川静香(37)の衣装は印象的でしたよね。今も語り継がれる美しい“イナバウアー”が映える、青と水色の2色の衣装でした。それ以前にも、1998年の長野五輪で優勝したタラ・リピンスキー(37)、2002年のソルトレークシティー五輪で優勝したサラ・ヒューズ(34)、2010年のバンクーバー五輪で優勝したキム・ヨナ(29)、2014年のソチ五輪で優勝したアデリナ・ソトニコワ(23)も青系の衣装を身に着けていました」(前同)

 女子フィギュアスケーターの歴代金メダリストは、5大会連続でブルーの衣装だったことになる。

「2018年の平昌五輪で優勝したアリーナ・ザギトワ(17)がフリーで着ていたのは赤い衣装だったので五輪のジンクスはいったん途切れたものの、“青は強し”は変わっていないようです。ちなみにブルーは集中力を高めたり、気持ちを落ち着かせたりする色だともいわれています。ブルーの衣装をまとうことで、選手自身、本来の力を発揮できるという効果もあるのかもしれません」(同)

 実力者がこぞって青い衣装で勝負に挑む今シーズン。多くの選手の自己ベスト更新も期待できるかもしれない。

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